目次
1: 27歳で初めて挑戦した不動産投資。
Ｍさんが不動産投資を始めたのは27歳の時だ。
資産運営で有名な著書「貧乏父さん・金持ち父さん」を読んで、不動産業に奮起したことを今でも覚えている。一先ず立てた目標が「不動産業で生きていく」・「37歳までに自由を手に入れる」と、気合いだけは十分だ。しかし、その当時は不動産を買う資金なんて当然ない。どれだけ気合いが入ろうが27歳のサラリーマンに変わりはない。だけど、「どうしても不動産がほしい」この衝動だけはどうしても止められない。不動産の勉強会で知り合いになった大家仲間から、政策金融公庫の融資に詳しい人を紹介してもらう事になった。4戸別々のマンション、オーナーチェンジの物件を購入したのは27歳の時だった。
2： 初めて購入したオーナーチェンジの物件
マンション4戸を購入するのは27歳のＭさんにとって、さすがにハードルが高すぎる買物だ。不安だけが募る、今ひとつ勇気が出てこない。どうしたものか・・・そんな時に前向きなアドバイスをくれたのが、大家会で知り合った仲間達である。Ｍさんは「目先の利益を求めない性格の持ち主」だ。10年先を見据えて不動産業に挑戦する姿勢は、自ずと仲間達にも伝わっていた。だからこそ「Ｍさんなら出来る」と、真っ先にエールを送ったのも仲間達だった。そんな仲間達の後押しもあって、マンションを購入する決断に至ったのである。
3. マンション経営で初めての失敗
立ち上がりはとても順調だった。4室とも入居者がいたので目立ったトラブルもない。家賃も滞ることなくしっかりと入ってくる。「これが大家業か」、憧れの資産運営の生活をしみじみと実感している日々。始めの3年間は全てがうまくいっていた。それからしばらくして、入居者の1家族が退去することになった。この退去を境に、Ｍさんは「自分が大家としてまったく無知」であったことに気付くのである。空室が出来てしまった、しかし、どうしていいのかわからない・・・
・ 退去の手続きはどうすればいいのか？
・ リフォームはどこに依頼すればいいのか？
・ 工事費用はどのくらいかかるのか？
・ チラシの作り方。営業回り。
とにかくわからないことだらけだ。自分の実力ではどうしようも出来ない現実。何から手をつけたらいいのかわからない・・・Ｍさんはこの時初めて、大家業を知らなさすぎた自分自身を悔やんだ。
4. 初心に戻り1から不動産の勉強をやり直し！
Ｍさんは決意した。「空室対策はいったん見送る。不動産業をもう一度勉強しよう」。
それからＭさんは変わった。あの時の悔しい思いをした自分を糧に、一人前の大家になることを目標に一心不乱に猛勉強。その努力の甲斐もあって「不動産実務検定2級所持」を取得。知り合いから紹介を受けた「全国古家再生推進協議会の説明会」にも参加した。そこでまた、新しい仲間との出会いもあった。古家不動産投資をしている先輩から聞いた、今でも忘れられない話しがある。「不動産投資が出来る出来ないは別で考えればいい。まずは『不動産投資がしたい！』『物件を買いたい』と、意志表示をしなさい」。Ｍさんはその言葉を心で受け止めた。今まで以上に「物件がほしい！」と、意志表示をした。そうするとしだいに、有益な物件情報がＭさんの下へ舞い込んでくるようになった。
5. 資金￥0から2度目の不動産投資に挑戦！
「その物件買います！」とは、勢いよく言ってしまったものの、実は物件を購入する資金は前回にも続き、今回も当然ない・・悩んでいてもしょうがない。協議会の講師の人にダメもとで相談することにした。すると、協議会には「専門委員会」があり、融資を専門としたサポートサービスもあると言う。「これを使わない手はない！」。Ｍさんは早速専門委員へ依頼した。Ｍさんのこれまでの不動産購入の実績。
・ 初回。マンションを4戸購入。
・ 2回目。築古テラスの2物件を購入。
2回目の2物件の購入の時は、不安がないと言えば嘘になる。だけど、不安以上に「期待」の方が遥かに大きかった。10年後・20年後の人生にはどれほどの自由が待っているか。そのことを想像すると1月でも早く不動産投資がしたかった。勿論そんなに簡単な話しでないことは百も承知。どれほどの苦労があるかも一度の失敗から誰よりも理解しているつもり。Ｍさんは、心から不動産業が大好きだ。
6： これから古家不動産投資を始める方へメッセージ
まずは、怖がらずにやってみること。失敗の恐怖・自信がない恐怖。誰でも初めは恐怖の塊みたいなもの。だから不動産投資は絶対に一人でやってはいけない。仲間を信用して下さい。仲間との信頼関係が不動産投資の成功哲学と言っても過言ではない。一人の失敗と仲間がいる失敗とでは訳が違います。絶対に自分をより目上で信頼出来る仲間を集めて下さい。そして、目先に利益に囚われないこと。不動産投資を学び続け下さい。10年なんて「あっという間」です。
はまるとやめられない不動産投資を一緒に分かち合いましょう！！
