古家物件(築古中古戸建)の耐震・強度は大丈夫なのか? の質問に回答します。

築古戸建てとRC(マンション)の耐震・強度について

こんにちわ。理事長の大熊 重之です。

今日は、古家物件(築古中古戸建)の耐震強度についてお話したいと思います。

入居をされる方、物件を購入される方などから

  • 古家物件(築古中古戸建)の強度は大丈夫ですか?
  • 耐震は大丈夫ですか?

という質問を良く受けます。

「鉄筋コンクリートが頑丈で安心!」は間違い

ほとんどの人は、
「鉄筋コンクリートの家が頑丈!そして安心!」
と思われていると思います。

しかし、この間の杭打ちデータ改ざんのように木造よりRC(鉄筋コンクリート)の方が安心安全と思うのは妄想なのです。

この事について、新国立競技場の設計に選ばれた「隈 研吾(くま けんご)さん」が以下のように明確に答えています。

「コンクリートの建築物は、外からでは買い手が品質を判断できない、信用取引に基づいたもの。以前にニュースで問題になった旭化成建材のデータ改ざん問題のような偽装が起こりやすい。」と。

家の歴史(概略)

そもそも、ヨーロッパでは、家は買うものではなく借りるものだった。
買うのは、王族・貴族くらいだった。

そして、「ローンで家を買う文化」を作ったのはアメリカ。
夢のマイホームが誰でも持てる!

「住宅ローン」は、20世紀最大の発明とも言われています。

そのアメリカが考えた「住宅ローン」を
日本人は、そのまま取り入れた。

このように家を買う文化になった中で
コンクリートに対して良いイメージもできてきた。

高級マンション、高層マンションは、安全で丈夫!

隈 研吾さんは、こんなことを言われています。
「イメージは、人間の日常を支えたり命を守ったりはしない!」と。

要は、良いイメージで飛びついてもそのイメージ通りとは限りません。先ほどもお伝えしましたが、特に、コンクリートの建築物は、外からでは品質を判断できません。買い手は、売り手との信用取引に基づいたものとなります。

コンクリートでできたマンションは、朽ち果てていくしかない!

さらに隈 研吾さんは、こんなことも言われています。

「コンクリートでできたマンションは完成した瞬間から劣化が始まる。建て替えも容易でないため、木造建築のように部分的な部材取り換えや設備更新の仕組みがないので、朽ち果てていくしかない。」と。

このように、日本の木造建築は、メンテナンスが出来ると言った優位性があり、歴史的に見ても、法隆寺のような1,000年以上も前の建築物が立派に存在しています。

築古の戸建(古家)だからといって
強度が弱いという訳ではありません。

大家業での失敗は破たんすること

大家業での失敗。
それは、「破たん」すること。

「破たん」さえしなければ、いくらでもやり直すことが出来ます。
危険なのは、大きな借金をしてまで大きなものを購入すること。

RC (鉄筋コンクリート)だからといって安心して建物を購入したのにも関わらず
後に、修理に数百万、数千万かかったと言う話は良くあります。
(本当にあります)

それに比べて戸建の場合は、かかっても数十万くらいなのです。

どちらが大家業で失敗しないと思いますか?

最後に・・・
戸建ての場合も、リスクがないと言うわけではありません。
しかし過剰に反応すると投資にはなりません。
まずは、基礎知識を学ばれる事をおすすめいたします。

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POST: 2016.01.14