理事長挨拶

2018年現在、空き家は846万戸そのうち賃貸用・売却用を除いたものが347万個でこの20年で1.9倍になっています。(平成30年総務省から)その数は、地方のみならず東京や大阪など都心にたくさんあります。

空き家が増えることは地域社会に悪影響を与えることは周知のとおりです。
国も法律を整備して税制や補助金で対策を立てていますが悪化の一途です。

一方、少子高齢化による年金問題がある中で、2019年に国が発した老後資金2000万円問題で国民はさらに将来不安をいだくこととなりました。

災害リスク、国際紛争リスク、インフレデフレリスク、イノベーションリスクと様々なリスクが今までにないスピードで襲いかかります。
そして、個人や法人に関わらず、ますます格差社会は進んでいきます。

全古協は、その双方の社会問題を解決する仕組みを作り活動をしています。(社会問題解決宣言につながります。)

仕組みづくりでのポイントは、教育とスケールメリットです。

教育

格差社会の大きな原因は情報です。

情報格差が個人や小さな法人の金融・財務格差につながっていると言ってもいいでしょう。
格差社会を生き抜くための金融リテラシー向上は、もっとも重要なファクターです。
ただ、机の上での学習では、実社会に反映しません。
それらを経験・体現することによって得られるものが本当の知識(ノウハウ)になるのです。

当社団では、効率的に知識を積めるようにオンラインで空き家専門の知識を習得できるようにしました。
効果的に経験を積めるように空き家再生の専門家と一緒に現地見学が出来る現地見学ツアーを毎月行っています。
同時にそれらイベントでつながる仲間からの生きたノウハウを得られるのが最大の強みです。
そして、経験を積むのに大きなリスクを取る必要はありません。
車一台購入するのを我慢すればいいのです。
低額で始められるようにしたのも初心者からでも安心してリスクが少なく始められるようにしたかったからです。
資産作りは早く始めた方がリスクが低くなります。最初のハードルを下げることが大切です。
その意味では、物件見学ツアーをエンターテインメント化するように努めています。
ただ単なる不動産の買付ツアーではない魅力がそこにあるのです。

スケールメリット

金融では、スケールメリットが大きな要素になります。

お金持ちはそれだけで優位に事が進められます。
私と同じく資産家ではない一般の方は、集団によって優位性を高めるしかありません。
一人一人では小さな力も数百人、数千人集まれば大きなパワーになります。
特に低額で行う空き家再生投資は、1戸では周りの関係者(業者など)への影響力が少ないのが実状です。
仲間が集まりスケールメリットを作ることで、関係各人にもメリットを与えることができWINWINの関係になるのです。
最幸(最高)のチームづくりにつながります。
それが継続できる環境になります。
我々がたくさん再生投資をすることで空き家が減り地域社会にも良い影響を与えることもスケールメリットの役割です。(4方よし宣言・仲間づくり宣言につながります。)

当社団は、空き家・古家に投資をして安定収入を得る方法を学ながら、実践できるサービスを提供しています。そして、人生にもっとも大切な仲間を得られる場づくりをしています。

「あなたの投資で社会が良くなる」(SDGs宣言につながります。)

これらの仕組みのすべてを活用することで、持続的社会へとつなげていくことになると確信しています。誇りを持って空き家・古家再生投資を全国に広めて行きたいと思います。

一般社団法人
全国古家再生推進協議会理事長
大熊 重之