【女性大家誕生秘話】空き家を購入し募集開始後8日目で入居決定した経緯

新たな出会いを「運命」だと信じて突き進んだTさん。もちろん、その「運命」に出会う為の努力も並大抵のものではなかった。

今回のオーナーズインタビューは、2015年の9月に古家不動産を1軒購入し、大家としてデビューした女性オーナーTさんのお話です。

全国古家再生推進協議会(以下、全古協)の古家再生投資プランナーの資格者だ。でも、Tさんは1年前まで不動産のことなどまったく知らない、言わばこの業界の素人だ。

その素人だったTさんが

  • なぜ、1年間で不動産を購入する決意に至ったのか?
  • なぜ、1年間で不動産オーナーになれたのか?

そもそも何故不動産投資に興味を持ったのか?

Tさんは、不動産投資のことなんて深く考えていなかった。ただ、なんとなく効率良くお金を増やしたい。銀行にお金を預けていても年間の利息なんて雀の涙ほど。今では年金も信じられない。生活の心配、見通しがつかない将来。主婦でもあるTさんは、自身の老後の不安を「どうにか変えなければいけない」と、いつの頃からか考えるようになっていた。

結婚してからの10年間で貯めたお金は相当な金額になっていた。「このお金をどうにか増やしたい」初めはそんな思いから投資に興味を持った。

投資に関わる本をたくさん買って読んだ

  • 「お金を増やす為の○○術」
  • 「笑いが止まらない儲ける○○の法則!」など

 

よくある投資話しの本だ。まずはお金の知識が必要だと考えたTさんは、投資に関わる本をたくさん買って読んだ。誰もが耳にする、株・投資信託・FX・不動産投資、とくかく「投資」について勉強をした。その中でTさんが興味を持ったのが不動産投資だった。今思えば、なぜ不動産投資だったかよくわからない。だた、なんとなく……なんとなく……安易な考えかも知れないが「これなら私にも出来る」。そう感じたのだろう。

Tさんが本で学んだ不動産投資は、アパートやマンションがほとんどだった。いかにも投資のトレンドだ。実際にセミナーにいくと、流石としか言いようがない口調で不動産投資の説明が始まる。

  • 「利回り20%超え!」
  • 「キャッシュフローが毎月\50,000リターン!」
  • 「サラリーマンの所得税が返ってくる!」など

聞けばつい心が躍ってしまうごもっともな話だ。

しかしTさんは納得がいかなかった。「ほんとにそんなに条件がいいの?」心底疑った。講師に利回りに間違いはないか問い詰めると、まともな回答は返ってこない。実際に自分で利回りを計算すると5%もない。毎月手元に残るのは¥5,000!?下手をすれば持ち出しになる。疑いが晴れないながらも「不動産投資はこんなものかな、後で返ってくるのかな」と、自問自答した。

2014年の1年間は独学で不動産投資の勉強に没頭

2014年の1年間は独学で不動産投資の勉強に没頭した。本を読みあさり、セミナーにも参加した。「これで不動産投資が出来る!」、Tさんはすっかりその気になっていた。
いざ「不動産投資をしよう」と、決意した時に家族からの反対があった。Tさんが勉強していたセミナーでは、不動産を購入する時には、必ず大きな借り入れが必要であると享受していた。マンション・アパートを1棟分借り入れする額は安易ではない。家族は不動産投資に抵抗があった。「借金してまでする必要があるの?」。快く受け入れてくれない。

Tさんも悩んでいた。いろいろ勉強もしたけど、大きなリスクを負って男性的な勢いで「不動産を買うぞ!」の決断にはなかなか至らない。「家族のこともあるし、やっぱり私には無理かな……」、Tさんは半分諦めのモードに入ったのだった。

Tさんの気持ちを大きく変化させた“2つ”の出会い。

モヤモヤ、すっきりしない気持ちを抱えたTさん。以前ほど不動産投資に前向きにはなれない。諦めてかけていた時に1冊の本との出合いがあった。

“なっちーさん”だ。

「パート主婦、“戸建て大家さん”はじめました! ~貯金300万円、融資なし、初心者でもできる「毎月20万の副収入」づくり」。←舛添 菜穂子様著書。

“なっちーさん”は主婦の傍ら、副業の古家不動産投資で成功されている女性投資家だ。

Tさんは、“なっちーさん”の投資の考え方に共感した。とても女性的な目線で投資を考える。その一つに200万・300万の現金で不動産を買えるという。つまり、大きなリスクを負わず少額で不動産投資が出来ること。「戸建ての古家投資なら私にも出来るかも!」Tさんの脳裏に投資への想いが再び舞い戻った。

「喜ばれる大家の会」のセミナーに参加した

2015年の3月、「喜ばれる大家の会」のセミナーに参加した。このセミナーこそTさんの運命を大きく変える2つ目の出会いだった。

昼間は勤務で働き尽くしのTさんは、セミナーに行く機会にも巡り合わない。心の中では微かな焦りがある。“なっちーさん”の本を読んでからは、不動産投資への考え方が前向きになった。しかし、そのテンションを保つ為の勉強が疎かになっている。Tさんはパソコンに向かって必死になって不動産投資の勉強が出来る場所を探した。

忙しい日々の中、たまにある休みの日に、不動産投資セミナーを開催している団体があった。「やっと見つけた!ここしかない!」Tさんはセミナーの内容もろくに見ずに申し込みをした。そのセミナーが「喜ばれる大家の会」だった。そこで出会う全国古家再生推進協議会の代表理事の話に、Tさんの金に対する考え方が一変するのであった。

「善意」と「金儲け」はイコールではない!
お金に対するTさんのネガティブ感情。

「喜ばれる大家の会」へ参加するまでのTさんは、お金に対しての考えが素直ではなかった。投資の学びでよくある話しが「お金のマインド」だ。一言で言うと金儲けの哲学。「自分がもらう前にまず与えなさい。」・「GIVE&TAKE」・「住宅を提供することが、引いては社会貢献になる」。このような良く出来た話とお金儲けは繋がらない。「得る前に与える」の原則は、決して平等ではない。これがTさんの持論だ。お金に対する考え方は人それぞれだが、Tさんはネガティブな感情を持っていたと言える。

それが一変。「喜ばれる大家の会」で説明を受けた全国古家再生推進協議会(以下、全古協)代表理事の話によって、その考え方が180°変わった。

考え方が180°変わった弊社代表理事の話

全古協の活動理念は「全国の古家(空き家)問題を解消する」。平たく言えばこうだ。だが、Tさんの考えからだと「古家(空き家)問題を解消する為に投資??」と、疑いを持ってしまう。しかし、全古協の代表理事の話はその考えも凌駕する実例がたくさんあった。

全古協では、当時約200件の古家(空き家)再生の実績があり、更に入居率100%は今でも継続中である。

全古協は、ただ儲けたい投資家達に古家(空き家)を再生し、提供している団体ではなかった。家賃から逆算し、物件代・リフォーム代を査定する。地域相場にあった正しい家賃貸として古家を提供する。入居者も様々だ。母子家庭でマンションより少し大きな家に住みたい家族。生活保護を受けている家族。病気で働けない家族。ちょっと訳有りの事情を抱えた入居者などたくさんいる。

Tさんは考え直した。全古協の活動は、古家(空き家)問題を解消するだけでなく、同時に生活に困っている人達に手を差し伸べている。「得る前に与える」の原則でなく、投資家も入居者も満足いく結果になる。活字で書いたキレイ事でなく、実践的に投資と社会貢献をしている。「全古協こそ、私が求めいていた場所なんじゃないか」。Tさんはいつの間にか、心に落ち着きを取り戻した自分に気がついた。

Tさんが全古協で古家不動産投資をしようと決めた理由

Tさんが一際関心を持ったのは、不動産投資の素人でも手厚くサポートするサービスだった。以前、独学で不動産投資を勉強していた時に、「いざ物件購入だ!」と、実際に動いてみたものの、すぐさま迷走状態。不動産投資がどういうことかわかっていても、何からスタートしていいのかわからない。物件を探しても目移りするばかり。買付け証明書って何??自分が大家として営業に回ることに恐怖と不安を感じた。

これまでTさんが悩み続けた3つ問題。「お金の考え方」・「少額での不動産投資」・「大家としての行動」。全古協ではこれら全てを手厚くサポートしてくれる。Tさんは密かに決めた。「全古協で古家不動産投資をしよう」。

2015年の春頃、不動産投資の勉強会にも積極的に参加するようになった。「喜ばれる大家の会」の日程に合わせ、仕事も休日をとるようにした。全古協の説明会で紹介があった、認定工務店の株式会社カラーズバリューの内覧会にも参加した。「古家をもっと知りたい」、Tさんの古家に対する意欲は増すばかり。全古協が古家に特化した不動産投資資格「古家再生投資プランナー(以下、プランナー)」にも、早速受講を申し込んだ。実はこの時Tさんは、大家検定も同時に受講していたが、どうしてもプランナーの資格が欲しいので、大家検定は一時見送り、プランナーの資格取得に専念することを決めた。すると申し込みから1ヶ月で見事合格。「これで古家投資が出来る!」。心の中で小さくガッツポーズだ。

初めて体験したボロボロの古家(空き家)物件。
そして、強烈な「臭い」と「埃」と「湿気」に絶句。
そこは地獄と呼べる世界……

全古協が開催する「古家物件ツアー」にも参加した。リフォーム前のボロボロ古家(空き家)物件を見学し、リフォーム後の古家再生物件も見学する。不動産セミナーでは真新しい「古家のリアル体験ツアー」だ。

古家投資する為には古家を知らなければならない。古家体験の積み重ねこそ、見極めのスキルになる。ただ、Tさんはそんなことは百も承知でありながら、1つ大きな問題があった。
それはボロボロの古家(空き家)が苦手なのだ。あの「臭い」と「埃」と「湿気」、地獄と呼べるような物件にほとほと参っている。古家投資はやって行きたい!けれど、古家(空き家)物件は大の苦手……、これは案外笑い話しなのかも知れない。

2015年9月初旬に全古協より、古家投資物件の情報がメールで送られてきた。紹介にあった物件は全古協認定工務店のカラーズバリューでリフォーム工事も済んだ、オーナーチェンジの物件だった。場所は東大阪の山手、駅から約20分とやや遠めだが、近くにスーパーもありバス停も近い。¥8,000で近隣に駐車場もある。条件的には悪くない。
「今までの努力の為にも、このチャンスを逃すわけにはいかない」、そう決意したTさんは早速、内覧を申し込み、翌日に古家物件を見に行くことにした。

古家物件を見学したTさんは二つ返事で物件の購入を決断。特に迷いはなかった。「全古協の紹介なら間違いない」、全古協への揺ぎ無い信頼がTさんの決断を早めた。

半年前、全古協に出会わなければこの場所に自分はいない。“なっちーさん”に奮起した少額投資の古家不動産もここにあった。素人丸出しで大家として営業も出来なくて悔しい想いもした。お金の考え方も変えてくれた。“今こそやるべき!”Tさんは晴れ晴れとした気持ちで、大家としてデビューしたのである。

先輩大家は言う。「まずは物件を買って体験しなさい。本やセミナーだけの知識では、解決出来ない問題がたくさんある。」その意味がやっとわかった瞬間。

本やセミナーで学べない場面はすぐにやってきた。全古協の大熊理事から、こんな話しがあった

大熊:「売買契約はどこでしますか?」
Tさん:「売買契約をどこでする??」Tさんの頭の中はハテナマークが点々とした。
Tさん:「えっ売買契約って普通はどこでするのですか??」逆に質問で返した。
大熊:「普通は銀行でするのですよ」
Tさん:(銀行で契約?なぜ銀行なのだろう??)
Tさん:「なぜ銀行で契約するのですか??」また質問で返した。

大熊理事は呆気にとられていた。恐らくTさんの質問のレベルが低すぎて、Tさんは一体どこまでわかっているのか、大熊理事は理解するのに必死だった。会話が成立しない……

大熊理事が伝えたい話しはこれだ。「不動産契約の売買で大金を持ち歩かず済むように、銀行の場所を借りて契約を交わす。」答えはすごいシンプルだ。

Tさんは契約の話しに「銀行」が出てきたから、「どえらい問題になったのではないか!?」と、ちょっとしたパニック状態。初めて不動産投資をする方の「あるある話し」と、経験者は笑う。

銀行で契約と言っても「どこの銀行に契約したらいいのか」、それもぜんぜんわからない。大熊理事に相談してみると「どこでもいいですよ」と、特に難しくない口振りだ。以前読んだ本に書いてあった。「不動産を購入する場合は、不動産専用口座を作った方が良い」と。

Tさんは早速自宅近くの銀行に問い合わせ口座を開設した。不動産購入の事情も説明すると、市内の支店に問い合わせ契約用会議室を用意してくれた。やっと一段落。Tさんはため息をついた。「不動産の購入にこんな手続きがあるなんて……正直疲れる。」

まだまだ素人大家には課題がのしかかる。次は火災保険だ。火災保険のことなんてまったく知らない。Tさんは全古協の三木顧問に相談した。すると三木顧問の知り合いの保険屋さんを紹介してくれた。その方はとても親切に火災保険について教えてくれた。火災保険の保障内容からTさんが支払う妥当な金額、2015年10月からの保険制度の変更など、火災保険一つでもいろいろある。実践しながら学び続ける実感は、知らず知らずのうちにTさんの自信にも変わっていった。

Tさんは気づいたことがある。ベテラン不動産投資の長老達のお言葉。「本やセミナーだけで勉強するだけじゃなく、実際に購入してみないとわからない問題はたくさんある」。先輩大家や全古協の理事も言っていた。「こういう意味だったのか!」、売買契約や火災保険は、実際に不動産を購入しないと経験することがない。Tさんはその言葉の意味を深く理解した。この瞬間、Tさんが大家として大きく成長した。

購入物件は脅威のスピード入居!なんとわずか8日入居が・・・

Tさんが売買契約をかわしたのが9月28日。その日にレインズにも登録。翌日の9月29日は大熊理事が同行で不動産屋さんへ5件の営業回り。翌々日の9月30日にTさんは購入物件へ掃除に向かった。その日に大熊理事から「もし、白黒でFAX用のチラシを作ってくれたら、不動産業者へFAXしておくよ。」と、入居付けの営業の為の提案を受けた・・・

頭を抱ええるTさん。チラシなんて作ったこともなければ、そもそもパソコンも得意な方ではない。だが、「入居者を付ける営業の為にもこれはやらなければならない」と、決心し覚悟を決めた。日中は仕事をしながら夜は徹夜でチラシを作る。翌日に大熊理事に提出し、指摘を受けてまた修正。大熊理事から合格が出るまで3日かかった。努力の甲斐もあって、10月5日の内覧会にこられた方が入居を決めた。Tさんが物件を契約してから僅か8日目にして入居者がついたのだ。

現在、燃え尽き症候群のTさん。次なる目標は??
また、今後不動産投資を考えている人達へメッセージ。

2014年に「貯金を効率よく増やす方法はないか」と、思いついて始めた不動産投資から早一年。勉強・プランナー受講・物件ツアー・物件購入と怒涛の一年だったと語るTさん。自分が不動産投資の素人だからこそ人並み以上に努力が必要だった。

しかし、今思い返せば、絶妙のタイミングで大切な出来事との出会いがあった。“なっちーさん”の本・喜ばれる大家の会・全国古家再生推進協議会。Tさんはフィーリングを信じて常に前進姿勢だった。

だが、今は少し疲れたと言いたいところ。次の投資物件を購入するより、もっと古家不動産投資を知る為の努力がしたい。大家になった今は違う視点で古家の物件を見ることが出来る。2014年の自分とは違う。それだけははっきりわかっている。

Tさんよりメッセージ

「私のように不動産投資はしたいけれど、まったくわからない素人の方には全国古家再生推進協議会はすごいお勧めです。不動産投資をする前の「悩み」や「不安」を手厚くサポートして頂けるサービスが充実しています。

特に、売買契約や客付けの営業までサポートして頂けるなんて、他では考えられません。

誰もが言うかも知れませんが、まずは勇気を出して一軒目を購入してみてください。勉強だけではいつまでも「わかっているつもり」です。私も体験して初めてわかりました。それが先輩大家がおっしゃる「やってみないとわからない」と言うことに繋がりました。」

最後に・・・

今のTさんの言葉は、もはや素人ではない。しっかりとした一人前の大家の言葉の重みだ。古家不動産投資で将来豊かな暮らしを夢見るTさん。最後に一言残した。

「古家不動産投資はこれからも続けるけど、ボロボロの古家(空き家)はいつになっても好きになれません」と。(笑)


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