ー in 北陸(小松/金沢/富山)

【参加レポート】古家再生投資プランナーTAKAさんが解説!「空き家・古家物件見学ツアーin金沢・富山合同開催」の魅力

本記事を担当した古家再生投資プランナーⓇ 
サラリーマン大家のTAKA さんのプロフィール

サラリーマン大家のTAKA

神奈川県在住。アラフォーの楽待実践大家コラムニスト。元銀行員のサラリーマン大家。
区分・一棟物アパートを購入後、全古協と出会い古家再生投資の魅力に惹かれ、
複数回物件ツアーに参加するも、なかなか買えず。。。2022年についに横須賀に1件目購入し、現在無事賃貸中!
2件目、3件目の購入を目指し、今後は関東地方以外の物件も虎視眈々と狙う。

みなさん、こんにちは!古家再生投資プランナーであり、不動産投資のポータルサイトの「楽待」実践大家コラムのコラムニストでもあるサラリーマン大家のTAKAと申します。

サラリーマンの傍ら約5年前に大家デビューし、現在は、素敵な古い戸建て物件を探し、主に関東地方の空き家・古家物件見学ツアーに参加しています。

今回は、北陸地方に遠征し、金沢・富山合同開催の空き家・古家物件見学ツアーに参加してきましたので、その模様についてレポートしたいと思います〜

今回物件を見学した物件のある金沢市と高岡市の概要

今回参加したのは、石川県金沢市、富山県高岡市の物件を扱う金沢・富山合同開催の空き家・古家物件見学ツアーですが、まずはそれぞれの物件がある金沢市、高岡市の特徴をみていきましょう。

石川県金沢市について

人口・・・約46万人(2023年3月現在)

気候・・・日本海側気候で、春や夏は好天の日が多い反面、冬は曇りや雨の日が多く、積雪もあります。

文化・・・金沢は加賀藩前田家の城下町として栄え、加賀友禅や金沢箔、九谷焼などの伝統工芸や、能楽や加賀万歳などの伝統芸能が受け継がれてきた日本有数の古都です。

アクセス・・・北陸新幹線や特急を利用し、東京、名古屋、大阪のいづれからも金沢駅まで最短で約2時間半。石川県の小松空港からは特急バスで約40分です。

富山県高岡市について

人口・・・約16万5,000人(2023年2月末現在)

気候・・・金沢と同じく、日本海側気候で、春や夏は好天の日が多い反面、冬は金沢よりも積雪が多いようです。

文化・・・高岡は、江戸時代初期に加賀藩二代藩主・前田利長によって高岡城の城下町として開かれ、近代に入ってからは、アルミ、化学・薬品、紙・パルプなどの工業が根付く北陸地方の主要都市です。

アクセス・・・北陸新幹線や特急を利用し、高岡駅までは東京からは約2時間20分、名古屋からは約3時間半、大阪からは3時間。新幹線の停車駅である新高岡駅と高岡駅が少し離れているため、新幹線を利用する場合には少し注意が必要です。富山県の富山きときと空港からはバス・電車で約40分です。

「空き家・古家物件見学ツアーin金沢・富山合同開催」を主催する古家再生士の工藤さん・折原さん

今回は合同ツアーということですが、過去には金沢ツアー、富山県高岡市ツアーが別々に開催されていましたが、金沢と高岡は高速道路を使い車で40分ほどであり、車に乗って不動産談義に花を咲かせていれば、あっという間についてしまうくらいの距離なので、両方の物件を見れてお得!ということで、最近では合同でツアーが開催されることが多いようです。

古家再生士の工藤さんと折原さんは、全古協でもおなじみの株式会社カラーズバリューに所属しており、豊富な知識と経験、ウィットに富んだ話術、そして何よりも築古戸建てのリフォームにかける、ほとばしる情熱をもっており、私が参加した2023年3月ツアーも非常〜に充実した内容でした!

金沢ツアーの担当は工藤さん、富山ツアーの担当は折原さんですが、お二人はどちらの街にも詳しく、お二人に楽しくツアーをアテンドしていただきました。

見学した物件のある街の特徴

金沢市金石地区

金沢市には、まちの歴史を色濃く残した町並みが残っており、大きな魅力を担っています。

このため金沢市では、こうした「ちょっとした良い町並み」を、「こまちなみ」として守り、育て、その雰囲気を生かした風格あるまちづくりを推進しているそうです。

そのような金沢市のなかで、金沢ツアーを担当する古家再生士の工藤さんは、江戸時代には北前船の寄港地であり、美しい町並みを残す金沢市の金石地区に拠点を構え、地域とともに古家再生に取り組んでいるそうです。単に古家再生を行うだけではなく、地域に溶け込みともに街をつくっていく姿勢があるからこそ、優良な物件の情報もたくさん舞い込んでくるようです。今回のツアーでも金石地区の2物件をツアーでまわりました。

富山県高岡市

富山県高岡市も金沢市に負けず劣らず、情緒豊かな古い町並みを残す富山県第2位の人口を誇る屈指の古都です。

また、高岡市はドラえもんの作者である、藤子・F・不二雄先生のふるさとでもあり、市内には至るところにドラえもんのオブジェがあるほか、市内を走る路面電車にもドラえもんのイラストが入ってあるなど至るところでドラえもんとその仲間たちに出会うことができます。

富山県の県庁所在地である富山市からは電車で20分ほどであり、富山市の通勤圏に含まれますが、高岡市自体に街の魅力が十分あります。

富山ツアーを担当する古家再生士の折原さんは、親しみやすく明るいキャラクターですが設計が得意であり、古家の特徴を活かした素敵な再生プランを提案してくれます。

「空き家・古家物件見学ツアーin金沢・富山合同開催」の雰囲気・見学した物件

「空き家・古家物件見学ツアーin金沢・富山合同開催」の雰囲気

金沢・富山合同ツアーは、事前に関東・関西地方の古家再生投資プランナーさんの参加が多いと聞いていましたが、今回のツアーでは、私を含め6名の古家再生投資プランナーが参加し、関東・関西地方のほか地元富山県の古家再生投資プランナーの参加もありました。

ベテランの古家再生投資プランナーさんもいれば、これから1件目の購入を目指す古家再生投資プランナーさんもおり、和気あいあいとした雰囲気のツアーでした。

13時に金沢に集合し、18時に高岡で解散するまでに計4件の古家、2件の再生中物件を見学しました。

今回は、金沢市に集合し、高岡市で解散のかたちでしたが、普段は高岡に集合し、金沢市で解散のことが多いようであり、ツアー終了後には、懇親会が行われることが多く、懇親会を楽しみに参加される古家再生投資プランナーの方が後をたたないとのことです。

見学した物件

お待ちかねの物件ですが、1件目は、金沢市金石地区の戸建てで昭和50年代中盤築の6DKの物件でした。古さは感じるものの作り自体は床の傾きもなくしっかりした作りで駐車場もありの高物件でしたが、雨漏りあとなどもあったため、それなりにリフォームのやり甲斐がある物件と感じました。

2件目も、金沢市金石地区の戸建てで昭和30年代後半と少し古めで、おそらくは過去には店舗兼住宅として使われていたと思われる造りで間取りは不明の物件でした。こちらは、1Fから空が見えるといったかなりパンチの効いた物件でした。

高岡市に移動する前に、完成物件を見学。こちらも金沢市金石地区の物件ですが、和モダンでおしゃれな内装。参加された古家再生投資プランナーさんから「壁紙にアクセントクロスを使わない点がかなり好印象」との評価があったように、金沢のこまちなみにマッチした落ち着きのある和モダンな内装に仕上がっていました。

3件目は、高岡市明園町の戸建てで昭和50年代築の6〜7DKの物件でした。残置物もりもりの物件ではありましたが、雨漏りあとなどもなく、敷地内に駐車スペースが確保できている物件であり、比較的初心者にも取り組みやすい印象の物件でした。残置物はなかなかもりもりでしたが。。。

4件目は、高岡市角の戸建てで増築ありの昭和30年代築のなんと8DKで土地面積も250平米を超える大きな物件でした。築年数の古さを感じさせないほど手入れが行き届いている印象があり、駐車場がないといったマイナスポイントはあるものの、物件の魅力が飛び抜けた印象の物件でした。

4件目見学後は、高岡市の町家が立ち並ぶ地区にある再生中の物件を見学しましたが、まさに町家といった風情のある建物であり、参加した古家再生投資プランナーの方から「古民家カフェができそう」といった声があったくらい素敵に仕上がる雰囲気が漂う物件でした。

「空き家・古家物件見学ツアーin金沢・富山合同開催」の物件の買付権利者決定タイム

すべての物件の見学終了後に、カラーズバリューさんが管理している高岡市の物件で、物件の想定される買付を入れる価格、リフォーム費用を含めた見学した物件のおさらいが行われました。

詳細な価格や費用については、ひ・み・つですが、今回でもっとも高い物件で約400万円ほど、もっとも安い物件は驚異の○0万円という破格のお値段でしたが、過去には金沢ツアーでは30万円の物件が登場したこともあるそうです。

リフォーム費用は300万円〜550万円ほどであり、やや高めに感じますが、その分、しっかりリフォームを行うので、素敵な物件に仕上がり、入居者付けには困らないケースが多いということでした。なお、物件の管理については、自主管理も可能ですが、関東・関西の古家再生投資プランナーさんの場合には、遠方地の物件となるため、管理会社に管理を委託するケースが多く、そのような管理会社の紹介も可能とのことです。

家賃の相場は、今回は、6万円〜8万円あたり。利回りで考えると11〜16%前後となり、関東や関西の物件と比べると少し高めの利回りも狙えるようです。

今回のツアーでは、手が上がったのは1物件でしたが、その物件の買付希望者が競合したため、買付権利者の決定タイムがありました。

古家再生士の工藤さん曰く「じゃんけんは嫌い」ということだったので、折原さんの右手と左手のどちらにコインが入っているかを当てるゲームにより買付希望者が決定されました。

楽しい懇親会

「空き家・古家物件見学ツアーin金沢・富山合同開催」の後は、みなさんお待ちかねの懇親会が開催されました。

残念ながら1名の古家再生投資プランナーさんはご家族と待ち合わせをして旅行をするとのことで、参加されませんでしたので、再生士のお二人を含め計7名での懇親会でした。「空き家・古家物件見学ツアーin金沢・富山合同開催」では、基本的には毎回懇親会が開催されていますが、参加は任意なので、上記の古家再生投資プランナーさんのように、ご家族などの旅行の合間にツアーだけ参加する方もそれなりにいるようです。

懇親会では、美味しいお酒に、美味しいご飯、そして古家再生士の工藤さんや、折原さんの熱い想いや空き家・古家物件見学ツアーのこぼれ話などに花を咲かせ非常に楽しい時間を過ごしました。

盛り上がった懇親会のあとは、有志で二次会へ!二次会はまさかの焼肉。通常の焼肉のほか、肉ではなくかまぼこを焼くという富山式の焼肉を堪能しつつ、某古家再生投資プランナーさんの衝撃的なお話を肴に、夜更けまで、高岡の街を堪能しました。

実際にツアーに参加してみて

今回金沢・富山合同ツアーに参加してみて、印象に残ったことは、情緒のある金沢と高岡の美しい町並みと、その町並みを残したいと想う地元の方たちの想い、そしてその想いに寄り添い古家再生でその想いに貢献したいと活動する古家再生士の工藤さん、折原さんの心意気でした。

お二人が所属するカラーズバリューでは、古家再生を通して、この地域に拠点を構え地元とともに美しい町並みを残した素晴らしいまちづくりを行っていくといった姿勢により、地元の方々の信頼を得ることができたため、徐々に水面下の古家の物件情報も収集できるようになったとのことであり、5年間をかけて、なんと100件以上もこの地域の古家の再生を行ってきたとのことでした。

工藤さんによれば、「金沢・高岡の物件は資産性の面でいえば、多くの古家再生投資プランナーさんの考えるとおり、関東や関西の物件には劣るということは否めない。しかし、この地域の古家を購入し再生し地域の方に貸家として提供することで、古家再生投資プランナーさんは家賃という利益を得るとともに、この地域の街づくりに繋がっているため、一緒にこのまちづくりに参加・貢献することに意義を見いたしてくれると良いよね」ということでした。

物件自体の利回りを考えると投資対象自体の魅力が存分にある金沢・高岡の物件ですが、歴史のある町並みを残すこの地域でまちづくりの一端を担うべく古家再生物件を保有するだけでも大きな価値のあることではないでしょうか。

そういった印象を強く感じる金沢・富山合同ツアーでした。


理事長からのコメント

この地域ではより地域貢献としての価値が高くやりがいや誇りを持てますね。かまぼこ焼肉食べてみたい。(*^^)

いかがでしたでしょうか?

今回ご紹介した「空き家・古家物件見学ツアー」は、
古家再生投資プランナーⓇの方が優先的に
参加可能イベントとなっております。

この機会に古家再生投資プランナーⓇに
なりませんか?

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