不動産投資で本当に儲かるのは地方の「宝の山」!利回り20%超を実現する古家再生の極意

不動産投資で本当に儲かるのは地方の「宝の山」!利回り20%超を実現する古家再生の極意

(一社)全国古家再生推進協議会 理事長 大熊重之です。

もしあなたが今、不動産投資に興味を持ちつつも、「大金が必要で手が出せない」「都市部でしか儲からないのでは?」「リスクが高くて怖い」と感じているなら、その思考は一旦リセットしてください。私は、従業員3人の小さな町工場の経営者として、知識ゼロから空き家・古家投資を始め、今ではグループ売上5.7億円、全国に20,280名の会員コミュニティを築き、累計2,467棟の再生実績を持つ組織の理事長を務めています 。この実績が示すのは、不動産投資の成功が資金力や立地ではなく、「正しいノウハウ」と「実践」にあるという事実です。

特に、この数年で都市部の物件価格が高騰し、利回りが落ちていく中、私たちが注目しているのが地方の空き家・古家です 。地方にある築古物件こそが、まさに「宝の山」です 。なぜなら、地方の古家投資は、私たちの会員の確定利回りが平均14%を叩き出し、事例によっては20%超も実現可能な、数少ない高収益ビジネスモデルだからです

この記事では、累計2,467棟の再生実績を持つ私たちが、机上の空論ではなく実践的なデータとノウハウに基づき、いかに地方の古家が儲かるのか、そして利回り20%超を誰でも再現する極意を包み隠さず公開します 。この記事を最後まで読めば、あなたは地方の「宝の山」を発掘し、リスクを極限まで抑えた安定収益の柱を築く確信を得られるでしょう

1.「地方の空き家投資は儲からない」という5つの大きな誤解を解く

私が「これからは地方の空き家・古家投資の時代です」と提唱し始めたとき、多くの会員から戸惑いの声が上がりました 。それは、一般的に地方の投資に抱かれがちな、根拠のない先入観や誤解があるからです 。地方の「宝の山」にたどり着くには、まずこの5つの誤解を解く必要があります。

1-1: 地方でも「入居が決まりにくい」は根拠のないイメージにすぎない

アンケートでも「入居が決まりにくい」というイメージが最も多かったのですが、これは大きな誤解です 。たしかに地方は人口減少の傾向にありますが、賃貸市場において重要なのは「場所」ではなく「需要と供給のバランス」です

  • 戸建賃貸の希少性: 地方は持ち家文化が根強く、そもそも戸建を賃貸に出すという感覚を持つ人が少ないため、戸建賃貸物件の数が圧倒的に少ないのです

  • 競合の少なさ: 都市部のようにアパートやマンションが乱立していないため、競合物件が少なく、再生された戸建は高い希少価値を生みます

  • 具体的な実績: 福島県会津市で戸建の賃貸住宅を調べたところ1軒もなかったため、私たちが再生したところ、すぐに想定以上の賃料で入居者が決まりました 。地方だから入居が決まりにくいという根拠(エビデンス)はないのです

戸建賃貸は、小さい子どもがいる家庭やペットを飼いたい世帯など、特定の層にとって需要が高く、マンションやアパートでは満たせないニーズに応えられるため、競合が少ない地方ほど優位性が高まります

1-2: 路線価以下で購入可能?地方物件の不動産価値はむしろ下がりにくい

不動産投資において、投資額の回収が難しいという懸念は常にあります。しかし、地方の古家は、都市物件よりも不動産価値が「維持しやすい」側面を持っています

  • 価格下落のリスクヘッジ: 地方では路線価(国税庁が決めた土地の価格)以下で買える物件が多く、時にはリフォーム代を含めても路線価以下になるものもあります 。これは、資産価値がこれ以上落ちないことを意味し、価格下落のリスクヘッジになります

  • 土地の広さ: 都市部の平均坪数は10〜20坪ですが、地方都市では20〜50坪と広くなります 。建物価値がほとんどなくても、土地が都市部より広いため、土地の資産価値が担保となり、価格が維持されやすくなります

  • 金融機関の意向に左右されない: 地方物件は低額なので、高額なアパート・マンションと違い、金融機関の融資の意向に価格が左右されにくいという特徴もあります

儲からないどころか、地方物件は価格が安い分、投資家にとって「価値の高い投資対象」になるのです。

1-3: 少額だからこそ融資のハードルは下がる(公庫・信金活用術)

「地方の物件は遠隔地だから融資を活用しにくい」というイメージがあるようです 。たしかに数千万円の融資は難しいですが、私たちが扱う数百万円の戸建の融資であれば、ハードルは格段に下がります

  • 融資の柔軟性: 築年数が古い物件は民間金融機関の融資対象から外れがちですが、信用金庫や日本政策金融公庫といった機関を利用することで、融資を受けられる可能性があります

  • 実績が属性になる: 1軒目を現金で購入し、賃貸経営の実績を積めば、それが「大家業の実績」となり、2軒目以降の融資がしやすくなります

  • 融資担当者へのアピール: 物件購入の際、融資担当者に「祖父の地元で親戚がいる」「信頼できる工務店・管理会社がある」など、地域との縁や管理体制の根拠を説明できるようにすることで、融資の判断が有利に進むことがあります

少額の投資だからこそ、自己資金と融資を組み合わせたハイブリッドな方法が可能になり、都市部での高額融資よりもリスクを抑えた資金調達が実現できます

1-4: 物件管理は都市部よりも楽!共用部がない戸建のメリット

「地方は遠方だから物件の管理がしにくい」という意見もありますが、戸建はアパート・マンションに比べ、構造的に管理の手間がかからないという大きなメリットがあります

  • 共用部がない: 戸建は共用部分(エントランス、階段、エレベーターなど)がないため、清掃やメンテナンス、修繕積立金などの手間や費用が一切かかりません

  • 入居者トラブルが少ない: 上下左右の音や振動の心配がないため、小さい子どもがいる家庭やペットを飼う世帯などにとって魅力的で、近隣住民との揉め事が少ないのも特徴です

  • 地元の管理会社活用: 物件管理は、地元に強い管理会社に任せることで問題なく対応できます 。むしろ、戸建の入居者は自分の家のように考えてくれることが多く、自分で修繕してくれるケースもあるほどです

1-5: 交通宿泊費は総額で考えれば問題ない

地方への現地調査には交通宿泊費がかかりますが、これも総額で費用対効果を考える必要があります

  • 諸経費の削減: 地方物件はそもそも購入費が安いため、それに応じて仲介手数料、不動産取得税、登記費用といった諸経費も安く抑えられます

  • 効率的な調査: 私たち協議会では、最短3回の訪問で契約から決済までを完了させるノウハウを確立しています

    1. 現地調査(古家再生士同行)

    2. 売買契約

    3. 決済・引渡し

  • 費用対効果の追求: 交通宿泊費の負担は、物件購入価格の安さ高利回りによる早期回収で十分にまかなえるため、トータルで見れば問題ないのです。

 地方の古家投資が「高利回り」を叩き出す構造的優位性

なぜ、私たちがここまで地方の古家投資を「宝の山」だと断言できるのか。それは、このビジネスモデルが構造的に高い収益性を持つからです。

2-1: 地方は物件購入の「競合が少ない」ため物件を安く買える

投資の基本は、いかに安く仕入れるかに尽きます。都市部では空き家・古家投資の認知度が高まり、投資家が増えた結果、利回りは5年前に比べ2〜3%落ちてきています

しかし、地方では状況が違います。

  • 競合の不在: 地方物件は、都市部からの投資家が少ないため競合が少なく、物件を安く購入できるチャンスが多いのです

  • 情報格差: 地方の地元の不動産業者は、空き家・古家物件は「手間がかかり、儲からない」と扱うことを嫌がりがちです 。この情報格差こそが、私たちが低価格で購入できる要因です

  • 家賃の上ぶれ: 地方は競合が少ないため、入居者募集に対しても競争が少なく、想定していた家賃よりも高く決まる「家賃の上ぶれ」が起こりやすいのです

安く購入して高く回収できるのだから、利回りが高いのは当然の理屈です

2-2: 土地値は急落しても家賃は下がりにくい「土地値と家賃のギャップ」

私たちが地方物件で高利回りを実現できる根拠は、「土地値と家賃のギャップ」にあります

  • 土地値の急落: 都心から郊外に行くほど、土地の値段は急激に下がり、時には3分の1や5分の1になることもあります 。建物は築40年を超えれば価値はほぼありません

  • 家賃の下げ止まり: 一方で、家賃は土地値ほど急激には落ちません 。都市中心部の家賃と比較しても、地方の家賃は2〜3割減にとどまる傾向にあります 。これは、生活保護の住宅扶助(家賃補助)制度が家賃の「下げ止まり」を起こしていることも一つの要因です

  • 投資チャンス: 結果として、「安い土地」と「下がりにくい家賃」という大きなギャップが生まれるエリアこそが、私たちが狙うべき最高の投資エリアとなるのです

2-3: 法人需要の増加と働き方の多様化が地方賃貸市場を押し上げる

地方の戸建賃貸の需要が高まっているのには、社会的な背景も関係しています。

  • 企業の地方移転と法人借り上げ: コロナ禍を契機に、パソナのように本社の一部を地方に移転する企業が増えています 。TSMCが熊本に進出したように、地方に企業が進出すると、社員の社宅需要が生まれ、戸建が法人借り上げとなるケースが増えています

  • テレワークとIターン: テレワークが拡大し、通勤に縛られない働き方が可能になりました 。自然豊かな環境を求めIターンで地方に移住し、都市部よりも安い家賃で広い戸建を探す人が増えています

  • 外国人労働者の増加: 今後、外国人労働者の増加は避けられず、企業がまとめて借り上げることが容易な戸建は、外国人住居としての需要がますます高まるでしょう

法人やIターン層は、滞納リスクが低く、比較的安定した家賃を払ってくれるため、大家にとって非常に魅力的な入居者層となります。

2-4: 地方の好立地物件は都市部より遥かに手が届きやすい

都市部での好立地物件は、大手企業や富裕層のマーケットであり、私たちが参入することはほぼ不可能です 。しかし、地方都市では、驚くような好立地にある物件を、安価で購入できるチャンスがあります

  • 好立地の例: 新幹線駅の徒歩圏内、繁華街の近く、市役所の近くなど、都市部では考えられないような場所の物件が買える可能性があります

  • 土地の広さ: 地方物件は土地が広いため、駐車場や庭、ドッグランなど、都市部にはない多様な付加価値をつけやすく、家賃アップにつながります

  • 資産形成のバランス: 地方の物件は、収益(インカムゲイン)に優れているだけでなく、広い土地という資産価値を持つため、長期的な資産形成のポートフォリオとしても優れています

 3.利回り20%超!「空き家は宝の山」を実現する再生の極意

ここからは、実際に高利回りを実現するための具体的なノウハウに入ります。空き家・古家投資が普通の不動産投資と一線を画すのは、「逆算の思考法」と「リスク物件の活用」にあるのです

3-1: 「家賃からの逆算」で物件価格を決定するプロの思考法

多くの初心者は「売主がつけた販売価格」から不動産投資を考えますが、プロの投資家は違います。儲かる古家投資は、まず「想定家賃」を決め、そこから逆算して「購入すべき価格」を導き出します

 

  1. 相場家賃の徹底調査: 地域の賃貸業者3軒以上にヒアリングし、リフォーム後のクオリティを伝えたうえで適正家賃を算出します

  2. 目標利回りの設定: 関東・名古屋では12〜14%、関西では13〜15%を目安に設定します 。再建築不可などのリスクが高い物件では、この利回りを1〜2%高く設定します

  3. リフォーム費用の概算: 現地で10〜15分で工事費の概算を出し、その場で再生士が「修繕が必要な箇所」と「不要な箇所」を峻別します

  4. 買付額の決定と指値: 算出した購入額に基づいて売主に指値交渉を行い、目標利回りを満たす価格での購入を目指します

この「家賃からの逆算」こそが、物件価格に惑わされず、常に収益性から購入判断ができるプロの思考法です

3-2: 地方物件最大の強み「広大な土地」を駐車場に転用し家賃をアップ

地方物件の魅力は、広い土地にあります 。車社会である地方において、駐車スペースの確保は家賃アップの最大の武器となります

  • 庭の駐車場化: 広い庭がある物件は、木や雑草を取り除き、庭をつぶして駐車場に転用します 。福島県の再生事例では、1台分の駐車場を増やしたことが家賃アップにつながり、確定利回り18.0%という高利回りを実現しました

  • 入居者が駐車場をつくる: 宮城県の再生事例では、入居した土木会社が、庭の木の根っこを抜いて整地し、費用を出さずに車6台分の駐車場に作り変えてくれた事例もあります 。これは、地方の物件ならではのメリットです。

  • 車庫の天井解体: 福島県の別の事例では、車庫の天井が低く車が入らないため入居が決まらなかった物件が、車庫の天井を解体・修繕した結果、すぐに借り主が決まり、利回り15.7%を達成しました

3-3: 築古でも高利回りを実現する「汲み取り式トイレ」再生の具体例

多くの人が嫌がる「リスク物件」は、実は高利回りを生む「お宝物件」の可能性を秘めています

  • 汲み取り式トイレの再生: 大阪府阪南市で築53年の汲み取り式トイレ物件を購入した事例では、一般的には避けられる物件ですが、3000円ほど低い家賃で設定すれば入居者が付くことが調査で判明しました 。さらに強気に家賃設定した結果、利回り13.5%を達成しています

  • 行政との交渉: 福島県の事例では、公共下水への接続工事に費用がかかりすぎる問題に対し、行政(水道局)と交渉し、トイレの下水だけを公共桝につなぐ許可を得ることで、水洗トイレ化のコスト削減に成功しています

  • 借地権物件の活用: 不動産業者が嫌がる借地権物件も、利回り20%以上を目安に安く買えれば、短期で投資額を回収でき、売却益(オーナーチェンジ)も狙えます

リスクがあるからこそ安く買える。そして、そのリスクをノウハウと工夫で解消することで、利回りを極限まで高めることができるのです

3-4: 再建築不可、借地権、ボロ家…リスク物件こそが「お宝物件」になる根拠

「お宝物件」とは、利回りや評価額が高いもの、ではなく**「今の自分に必要なもの」**です 。しかし、キャッシュフローを早く増やしたい投資家にとって、リスク物件は大きなチャンスを秘めています

  • リスクと利回りのバランス: 再建築不可の物件などは、リスクが高い分、希望の利回りより1〜2%高く設定することで、リスクを収益で補うことができます

  • 利回りの目標: 借地権物件では利回り20%以上、再建築不可物件でも15%以上を目安に考えることで、一般の投資家が手を出せない物件を安く仕入れることができます

  • 法人活用: 広すぎる物件は、法人に社宅としてまとめて借りてもらうことで、入居付けのリスクを減らし、安定収益を得られるケースが増えています

4.コストを極限まで抑える!地方古家リフォームの実践術

儲かる古家再生投資において、最も重要な要素の一つがリフォームです 。リフォーム費用は投資総額の大きな割合を占めるため、ここを抑えることが高利回り実現の鍵となります。

4-1: 賃貸物件化の目的を理解し「余分な工事をしない」という鉄則

「リフォーム」と聞くと、新築同様にすべてを新しくするイメージがあるかもしれませんが、賃貸経営においては「利回りに見合う品質」が求められます

  • 目的は収益: 賃貸住宅のリフォームは、高い利回りを得ながら初期投資の費用を早く回収することが目的です。きれいにすることだけが目的ではありません

  • 家賃帯に合わせた工事: 家賃が月5万円の物件を探している入居者は、月10万円の物件と同じクオリティを求めていません 家賃に見合う質のリフォーム工事で十分なのです

  • 余分な工事をしない: 汚れが目立たない天井はそのまま生かす、キッチンが使えるなら扉だけ色を変えるなど、変更しないでいいものはそのまま使うことで、余分な工事を徹底して省きます

「こんな程度でいいの?」と思うくらいが、大家さんの目線から見るとちょうどいいのです

4-2: コスト削減の鍵は「多能工の工事業者」との連携にある

リフォーム代で一番コストがかかるのは、材料費ではなく「人件費」です 。工事業界は専門の職人によって細分化されており、小さな工事でも多くの職人が関わるため、人件費がかさんでしまいます

  • 多能工職人の活用: 1人でさまざまな工事(ペンキ塗り、クロス張り、大工仕事など)ができる「多能工」の職人に依頼すれば、工事費用と日数を大幅に削減できます

  • 古家再生士という専門家: 私たち協議会では、この問題を解決するために、大家業・賃貸不動産業・工事業の3つの知識をすべて熟知した**「古家再生士®」**という専門家集団を育成しました

  • プロのアドバイス: 古家再生士は、家賃相場に合ったリフォームができるため、「この天井なら何もしないでいい」「この浴槽は塗装で大丈夫」など、コストを抑えるための的確なアドバイスを提供できます

地方にはまだ専門業者が少ないからこそ、古家再生士との連携が、高利回りを実現するための最大のノウハウとなります

4-3: 地方だからできる「古さ」を活かしたモダンな和室への差別化リフォーム

地方物件の古さは、マイナスではなく、最大の武器になります。

  • 和室の活用: 都市部では和室を無理に洋室化しがちですが、私たちは古い家の良さを生かすために和室を残すようにしています 。土壁や砂壁に塗装を施すなど、安価な手法でモダンな雰囲気や古民家の雰囲気を演出できます

  • ステージング: 家具や小物を配置してモデルルームのように部屋を演出する「ステージング」を行うと、入居希望者に「ここに住みたい」という具体的なイメージを持ってもらいやすくなります 。これは、内見者に大きな差別化とサプライズ感を与えます

  • ターゲットを絞った差別化: 猫好きが多い地域ならキャットウォークを設置したり、京都市内の物件をアートで忍者屋敷に再生したり(簡易宿泊所として収益化)と、ターゲット層に響くアイデア勝負ができます

地方物件の広さや個性を活かした再生は、大家業の醍醐味であり、楽しんでやっている結果、お金がついてくるのです

4-4: プロでも失敗する「DIYの落とし穴」と、費用対効果の正しい見極め

リフォーム費用を抑える手段としてDIYが流行していますが、私は初心者の安易なDIYには警鐘を鳴らしています

  • コストが高くつく現実: 自分でやれば材料費だけで安く済むと考えがちですが、慣れない作業で時間がかかり、やり直しや材料のムダが増え、結局コストが高くつくことが多いのです

  • クレームリスクの増大: 水道の蛇口交換一つとっても、素人がやると水漏れなどの不具合が生じ、入居者からのクレームの嵐につながります 。賃貸住宅は入居者という第三者に住んでもらうため、最低限のインフラ品質はプロに任せて確保する必要があります

  • 機会損失(チャンスロス): DIYで工事が1カ月遅れれば、その分の家賃収入(月5万円なら5万円)をみすみす逃していることになります。この「機会損失」を考慮すれば、プロに任せてスピーディに完了させ、早く家賃を稼いだほうが賢明なのです

DIYは楽しむため、プロは収益を上げるため。この目的を混同すると、投資としては失敗に終わります

5.地方投資を成功させる「人とのつながり」と4方よしモデル

不動産投資は、決して一人で完結するビジネスではありません。地方投資においては、特に「人とのつながり」が、都市部での情報力や資金力に勝る最大の武器となります

5-1: 不動産業者・工務店から優先的に情報を得るための「信頼関係構築術」

地方の不動産業者は、よそ者を警戒し、安くて良い物件の情報を簡単には出してくれません 。彼らと信頼関係を築くことが、埋もれたお宝物件を発掘する鍵となります。

  • 熱意と理念を伝える: 地元の不動産業者には、空き家再生を通じて地域社会に貢献するというあなたの熱い思いと理念を伝えます 。単なる金儲けではないと理解してもらうことが大切です。

  • スピード対応: 良い物件ほどスピード勝負です 。工事業者(再生士)と同行することで、その場ですぐに工事費の概算を出し、買い付けを迅速に入れる体制を整えます

  • 相手のメリットを理解する: 賃貸仲介業者は客付けの広告料、売買業者は売却手数料がノルマです 。彼らの立場で「この物件なら客付けしやすい」「すぐに売却できる」というメリットを提供することで、優先的に情報をもらえるようになります

5-2: 大家・入居者・業者・地域すべてが喜ぶ「4方よしモデル」の実現

私たちが提唱する「4方よしモデル」は、不動産事業を持続可能にするための核となる哲学です

  1. 買主(投資家)よし: 低予算で投資を始め、高い利回りと安定収益を得る。

  2. 借主(入居者)よし: 手頃な家賃で、マンションにはない広い空間やリフォームされた良質な戸建に住める

  3. 地域よし: 放置されていた空き家が再生され、地域の景観が改善し、新しい住民が加わることで地域が活性化する

  4. 売主(元所有者)よし: 処分に困っていた物件が、ただ安く買い叩かれるのではなく、地域に役立つ形で再生されることに誇りを持てる

利回りや利益だけを貪る(むさぼる)ようなビジネスは長続きしません 。このWIN-WINの関係を追求することこそが、地域に根差した地方投資を成功させる秘訣です

5-3: 地方物件を災害リスクヘッジとして活用するポートフォリオ戦略

地方投資は、収益性だけでなく、「災害リスクヘッジ」としても有効です

  • エリアの分散: 関東、北陸、関西など、複数のエリアに物件を分散して持つことで、地震や台風といった特定の地域の災害による資産の全損リスクを軽減できます

  • 災害時の連携: 2018年の台風25号の際、被害のなかった地域の工務店や関係会社に応急処置のための材料を依頼するなど、エリアを跨いだチームの協力体制が、入居者への被害を最小限に抑えることを可能にしました

  • 保険の活用: 万が一被災しても、地震保険に加入していれば、建物の修繕費用を賄うことができます 。日頃からエリアを分散し、信頼できるチームと保険で備えておくことが大切です

6.地方の「宝の山」はまだ眠っている!今すぐ取るべき行動

ここまで地方の空き家・古家投資の優位性を解説してきましたが、知識だけでは何も始まりません。私の好きな中国の陽明学の言葉に「知行合一(ちこうごういつ)」があります。これは「知って行わないのは、未だに知らないことと同じである」という意味です

6-1: 知識30%:経験70%!物件購入前の「体験」が成功を左右する

不動産投資の成功者は、「知識30%、経験70%」だと私は思っています 。知識だけでは不安が先に立ち、決して決断はできません

  • 実践の重要性: どんなに本で勉強しても、物件を一つ購入するほうがはるかに勉強になります 。しかし、いきなり500万円の買い物をするのは当然怖いです。

  • 物件を見る経験: 不動産は「リアルエステート(Real Estate)」、つまり「リアルな存在」であり、実際に見て、感じて、体験しないと何も分かりません 。物件を買う前に、どれだけの数を見てきたかが、賃貸経営の成功の鍵になるのです

  • 不安の解消: 実際にボロボロの古家を見ても、その後に再生された完成物件を見れば、「こんなボロ家がここまで変わるのか!」という衝撃と同時に、90%以上の不安は解消されます

6-2: 初心者でも安心!「空き家・古家物件見学ツアー」の再現性の高い仕組み

この「経験」を効率的に積むために、私たちは「空き家・古家物件見学ツアー」を全国30地域以上で定期開催しています

  • 現場で学ぶ: 半日で3〜4軒の手つかずのボロ家」と「再生された完成物件」を、ビフォーアフターで体感できます

  • プロの解説: 地元の古家再生士が同行し、建物の見方、リフォーム方法、想定家賃、収支シミュレーションを現場で解説します

  • 仲間からの情報: 先輩大家さんや同じ初心者の仲間と、物件の良し悪しや本音をぶつけ合いながら学べます 。これは不動産業者には決して教えてもらえない貴重な情報です

  • 購入チャンス: そこで紹介される物件は、再生士が厳選した収益物件の可能性を秘めたものばかりで、気に入ればその場で買付希望を出すことも可能です(競合した場合はじゃんけんやくじ引きで公平に決定)

このツアーは、まさに「知識を実践に変える最短で最強の方法」なのです

6-3: 迷っている暇はない!「今すぐ一歩」を踏み出すことが人生を変える

不動産投資は、楽しめないとお金だけを追いかけてしまい、嫌になってしまいます 。私たちが目指すのは、「楽しみながら続けて、知らない間にお金持ちになっていた」という状態です

  • 人生の主人公になる: この本をただの「面白い物語」として読むだけでなく、あなたが物語の主役として参加してほしいのです

  • 経済的自立の武器: 空き家・古家投資は、あなたの老後を支えるだけでなく、会社や景気に依存しない経済的自立を勝ち取るための強力な武器(ツール)となります

  • 「守・破・離」の実践: まずは基本を忠実に守り(守)、次に自分なりにアレンジし(破)、最後には独自のスタイルを生み出して(離)、あなたの人生とライフスタイルに合わせて自由に進んでください

地方の「宝の山」は、まだ全国にたくさん眠っています 。あなたがこの瞬間に一歩を踏み出すことで、空き家問題という社会貢献自身の資産形成という、一石二鳥どころではない「4方よし」の成功を手に入れられることを確信しています

まとめ

本記事では、不動産投資で本当に儲かるのは地方の空き家・古家であり、利回り20%超を実現する極意が、知識と実践の組み合わせにあることを解説しました。

  • 構造的優位性: 地方は「土地値と家賃のギャップ」が大きく、競合が少ないため、都市部よりも高利回りを構造的に実現しやすいマーケットです。

  • 逆算の極意: 成功の鍵は、販売価格ではなく「想定家賃」と「目標利回り」から購入価格を逆算するプロの思考法にあります。

  • コスト削減と差別化: 多能工の古家再生士との連携でコストを抑え、「駐車場転用」や「和室のモダン再生」といった地方物件ならではの差別化で入居付けを確実にします。

  • 行動がすべて: 知識だけでは不安は解消されません。まずは「空き家・古家物件見学ツアー」のような、実践経験を効率的に積める環境に飛び込むことが、成功への最短距離です。

机上の空論はもう終わりです。あなたの人生と地域の未来を変える一歩を、今すぐ踏み出してください。

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この高利回り・低リスクの空き家・古家再生投資を、体系的に学び、実践し、仲間と共に成功を目指すための教育プログラムが、「古家再生投資プランナー®️認定オンライン講座」です

講座では、私が長年の大家業と協議会の運営で培ってきた、物件選定、融資、リフォームコスト削減、入居付け、管理までのすべてのノウハウを、誰でも再現できるよう体系化して提供しています

  • 体系的な知識: 空き家等対策特別措置法から登記簿謄本の見方、そして融資・税務まで、プロとして必要な知識を網羅しています

  • 実践的なノウハウ: 古家再生士による現地調査同行サービスや、物件見学ツアーへの参加資格など、実践に直結するサポートを提供しています

  • 仲間の存在: 卒業後も全国のプランナーや再生士とのネットワークで情報交換や協力体制が得られ、孤独な投資になりません

「いつか」ではなく「今」このノウハウを身につけ、あなたも地域社会に貢献しながら、経済的自立を勝ち取る「豊かな大家さん」になりましょう。

POST: 2025.11.24