貯金を殖やしても楽にならない理由とは?資産を持つことのススメ

こんにちは。一般社団法人 全国古家再生推進協議会 理事長の大熊重行(おおくま しげゆき)です。本日のテーマは「貯金を殖やしても楽にならない!」です。それでは参りましょう。

お金は運用していくのが世界標準

お金を持っているだけでは楽にならない、というのは、いくらお金があっても使うとなくなってしまうということです。

人によって多い少ないはありますが、なくなる不安というのは常に残っています。

「日本の個人金融資産1800兆円のうち、半分が現金である」という事実ですね。

ちなみにヨーロッパのドイツ、フランス、英国などは大体現金は20~30%ぐらいらしいです。そして米国は13%しかない。いわゆるお金は「置いておくのではなく、どんどん運用していく」ということが世界標準であるということですね。

これには理由があって、日本の仕組みと歴史上の流れがあり、これまでは手厚い年金制度があって、しっかり保証されていた事が背景にあります。あるいは終身雇用で、退職金等があったので、日本は投資をわざわざする必要に駆られなかったという事だと思います。ある意味日本は非常に幸せだったということですね。ただしこれからは、大きい現金を持っているだけではもうダメだということです。

我々はバブル世代なのですが、バブルのときは預金しているだけで7%、8%の金利がついていました。お金を預けるだけでそれがもらえたわけですけれど、今は0.1から0.001%という金利なので、お金は置いておくだけでは、維持する、あるいは減っていくという状態になります。ですから、それを有効活用することが求められる、あるいは、必須になってくるのではと思います。

収入は「労働」「経営」「資産」の三つ

「収入」を分けると、「労働」と「経営」と「資産」の三つにわかれます。「労働」というのは、自分で働いて、汗をかいて、そして収入を得ることです。

次の「経営」というのは、そういう働く方を使って収入を得るということです。

この「経営」も形は違うけれど、やはり労働は労働なのですね。人は使うのですけれども、経営者が楽かというと、そうでもないです。僕もそうですけども、結構働いています。だけど人を使うことによって、大きな生産性を上げることができる。

そして「資産」です。資本主義経済の中でゴールと言ってもいいかもしれないですね。「資産」でお金を生む。お金でお金を生むということです。要は労働もしなくて、生まれてくるお金ということになります。

資産収入で生活できるのが理想

資本主義経済の中では、人が働いて収入を得るか、人を使って得るか、お金を使って得るかということですね。これは、「労働」から「資産」側に行くのが、資本主義の頂点になってきます。

「資産」があれば、経営者を雇ってビジネスをすることもできますし、労働者を雇ってやることもできるということです。ですから、「資産」が一番上ということになります。もともとその「資産」がない方は、「労働」から始めるしかないです。そして、働いて得たお金を、どんどんこちら側の「資産」へ比率を変えていくことが大事だと思います。

「経営」に関しては、人それぞれに経営する、しない、向き、不向きということもありますので、人によって変わってきますけれども、基本的にはこの「労働収入」から、「資産で収入を得る」となるのが理想ですよね。最終的には「資産」だけで、歳をとってから自分が働かなくても、その資産の収入で生活ができるようになるのが理想だと思います。

ただし、注意をしておかなければならないのは、資産で収入を得るということが100%であることが、全て幸せかということではないと思います。やはり、経営することにやりがいがあったり、労働することによるありがたみや、幸せというのがあると思います。ですから、このバランスというのは人それぞれ違うとは思います。全てが全て「資産」が100%ということではなく、自分の理想のバランスというのをある程度頭に入れながら、「資産」を増やすことを目標にしていくということだと思います。

例えば私であれば、まだこの「経営」の先端あたりなので、「資産」比率の高いところまで行きたいなぁと。でも、この「労働」の部分を残しておきたいので、70才から80才くらいで「資産」のボリュームを上げたいと考えて取り組むのが良いかと思っています。

資産を大きくするには時間軸が大事

そして大事なのは時間軸です。この時間軸が長ければ長いほど、「労働」から「経営」や「資産」に移りやすいです。リスクが低く、複利で増えていきますので、資産を大きくするには「時間軸の長さ」が非常に大事になってきます。

ですから若い人は、ただそれだけでこの時間軸があるということなので、価値があるということになります。

「労働」は「ロボット・AI」に置き換わる

そして、世の中は今、変わってきます。「労働」という部分がロボットやAIに置き換わる時代になります。

そうすると、労働収入自体がなくなってしまう、あるいはその価値が落ちるということになっていきます。

一部ロボットができない労働というものがありますので、そこは人しかできない価値があるものとして残っていきます。

しかし、大部分のところはロボットに置き換わります。そしてロボットよりも安い賃金でよければ、労働収入としてありますよというような格差になってきます。だから、この労働収入をいつまでもあてにして人生設計をしているというのは非常にリスクが高いということです。

そしてこの「経営」も一緒で、かなりの部分でロボットやAIが入ってくると思いますので、そういった意味では「資産」に変えていって、「資産」がお金を生む形に変えていかざるを得ないという世の中に、スピードが上がってくるということですね。

「資産」はお金を生み続けるマシーン

大切なのは、お金を生み続けるマシーンを作る事です。要は現金というのは、置いておくだけではお金を生みませんので、永続的にお金を生んでくれるマシーンを作ることが大事です。それは資本主義経済の中では「資産」ということです。

でも、今まで経験がない方は、僕もそうでしたけどもすごく不安なんですね。あるいは騙されるのではないか、失敗するのではないかということが、つい頭を過ぎると思います。

そういう方は、とにかく勉強してください。本もそうですし、動画やYoutubeというのもありますし、人に会って勉強するということも全て含めて勉強してください。そして勉強だけではダメです。まずは、行動を起こすことです。小さい金額でも構わないから投資して、投資することによってまた勉強ができるので、この繰り返しでスキルとかレベルとか上がってきます。この古家再生でも「勉強をいっぱいするけれども買えない」という方がいます。でも、そこは一歩進んで頑張っていただくしかないと思います。

資産形成に最適な空き家再生投資

資産形成・資産活用の入り口として、空き家再生投資は最適だと思います。いろいろな投資方法があるので、空き家再生投資が絶対とは言えませんが、私はおすすめします。それは、やはり低額でできますし、非常にリスクが少なく、高利回りであることから、取り組みやすいと思っています。

この空き家投資を最初の入り口にしていただいて、そしてそれ以外の投資を、色々な勉強、行動、実践をしていただいて、資本主義の頂点に少しでも近づく。あるいはそのバランスを考えて、「労働収入」と「資産の収入」とのバランスをどんどん変えていく事が大事かなと思います。

最後に…

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。今回のブログの内容は、動画でも詳しく解説しています。そちらもぜひご覧ください。


POST: 2021.03.6