【ノウハウ】物件に最短で入居者をつける方法とは?

こんにちは。一般社団法人 全国古家再生推進協議会 理事長の大熊重行(おおくま
しげゆき)です。本日のテーマは「物件に最短で入居者をつける方法」についてです。それでは参りましょう。

大家業としての営業

大家業としても営業が必要になってくるタイミングが存在します。それが入居者をつける場面です。管理会社に丸投げするよりも自ら賃貸不動産業者を周ることで得られる情報があります。例えば所有物件の良い点と悪い点、近隣や競合などの情報です。悪い情報はなかなか言ってくれないなどは当然ありますから、そこが営業の腕の見せ所です。業者周りの営業活動によって情報収集と客付けを有利に進めていきましょう。

物件に最短で入居者をつける5つのポイント

物件に最短で入居者をつけるための賃貸不動産業者営業には5つのポイントがあります。

  1. 物件近くの賃貸不動産業者を探す
  2. 賃貸業者向けに営業の下準備をする
  3. 最初に業者を訪問する際の注意点
  4. 訪問軒数と訪問回数は?
  5. 担当者の心理を考えて行動しましょう

以上の5つを、順を追って見ていきましょう。

1.物件近くの賃貸不動産業者を探す

最初に、①の物件に近い賃貸不動産業者を探さなくてはいけません。

探す方法として最も簡単なのがインターネットを使う方法です。Googleマップを使えば物件の周辺の賃貸不動産業者を簡単に検索することができますし、ホームズやSUUMOなどから住所を検索すれば掲載されている業者がヒットするでしょう。ネットを使えば近隣駅前に集中している業者だけではなく、こんなところにもあったのかといった発見もできるでしょう。賃貸不動産業者の位置している場所によっても得意とするジャンルは違ってくるため、狭めないためにも物件の最寄りだけではなく周辺の駅にまで広げると良いでしょう。もちろん範囲を広げようとすればいくらでも広げられてしまいます。そのため最寄りの前後1〜2駅の範囲を設定すると良いでしょう。まずは○軒の業者を見つけよう、ではなく、対象となる業者は○○軒のように総ざらいで考えます。

2.賃貸業者向けに営業の下準備をする

次に②の準備ですが、基本的には工事が終了してからの方が、賃貸業者さんが紹介しやすいものの、場所の制約などで工事途中に契約が取れることもあります。いずれにしてもマイソクを持っていき条件を定めておかなければいけません。条件がまだ決まっていない場合はまずその必要情報を聞き出すために訪問しましょう。

3.最初に業者を訪問する際の注意点

次に③の賃貸不動産業者を訪問する際の注意点ですが、やはりまず重要なのは訪問日時をどうするかという点になります。賃貸不動産業者のスタッフが忙しくない時間帯を選ぶことによってゆっくりと話を聞いて必要な情報をたくさん得ることが可能になってきますし顔を覚えてもらうことで物件紹介の際に有利に運ぶこともあります。忙しくない時間帯は朝の朝礼後や夕方の終了少し前です。これを意識しておくことが注意点です。また賃貸業者に支払う広告料であるADは相場が存在するため、それを聞き出すことや決まりやすかった事例についても額面通りではないにせよ聞いておくと良いでしょう。

4.訪問軒数と訪問回数は?

そして④の訪問軒数と訪問回数ですが、軒数は最低3〜4軒行くことで偏りのない情報を得ることができます。訪問回数は多過ぎても少な過ぎてもいけませんが多くて週1回、少なくて月1回ほど訪問しましょう。場合によっては1つの物件につき100業者を訪問することもありますが、たくさんの業者がサイトに物件を上げるとそれだけで目につきやすくなるのです。情報が変わったらそれを業者さんにも伝えなくてはいけません。入居者を決めてもらったら、可能ならお菓子や飲み物を持って挨拶に行きましょう。

5.担当者の心理を考えて行動しましょう

最後に賃貸不動産業者の担当者の心理を考えるということです。担当者もノルマがある中で、決まりやすい物件やADの高い物件を優先するのは当然のこと。担当者としては件数をこなすために返事は素早くすることが重要です。

まとめ

物件に客付けをするためには大家業としての営業に工夫が必要です。まずは賃貸不動産業者を選ぶところから、業者さんに物件を持ち込む際のコツ、訪問の際の注意点から、業者さんの立場になって考えるということまで、しっかりと準備していきましょう。

以上説明した内容については以下動画でも解説しています。
良かったら以下よりご覧ください。
https://zenko-kyo.or.jp/youtube/8009-2/


POST: 2022.10.2

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