こんにちは。一般社団法人　全国古家再生推進協議会　理事長の大熊重行（おおくま
しげゆき）です。本日のテーマは「空き家再生投資で成功するための、適切なリスクの取り方」についてです。それでは参りましょう。

ユダヤの聖典から学ぶ正しいリスクの取り方

ユダヤの教えがお金持ちになるために重要だ、というのは聞いたことがある人が多いと思います。ユダヤ系の成功者が多いのはかなり知られているところではあります。それはスタートアップの創業者やヘッジファンド経営者などの中でユダヤ系の人たちが、大物になり有名になっているからなのです。やはり重要なのはユダヤ教徒が辿ってきた迫害を受け続けた歴史と、その状況で生き延びるために金融業などで生計をたててきたこと、そしてユダヤの聖典が商売にとってプラスになる内容であることが大きいでしょう。

例えば、ユダヤの聖典で「タルムード」というものがあり、その中で「難破船と3人の乗客」というエピソードがあるのですが、これがリスクの適正な取り方についての教訓となっていますので、解説していきます。

とある帆船に3人の乗客が乗っていたのですが、船が難破して島に漂着してしまいました。しかし幸いにもその島はフルーツがたくさん実っていました。さて、ここで3人がそれぞれ取った行動がその後の命運を分けることになるのです。

まず1人目の乗客は、船から島に降り立つことはありませんでした。船が修理されたらすぐに島を出てしまうだろうと考え、取り残されることを恐れたのです。せっかくフルーツが実っている島が目の前にあり、難破して空腹状態でしたが、船が出てしまうリスクを一番恐れてそのような行動になったのです。

結果として、その乗客は修理されてでた船には乗れたものの、空腹がどうにもならず餓死してしまいました。

次に2人目の乗客は、船の修理が終わるまでの間、取り残されないように船を監視できる範囲で島を散策し、フルーツを取って食べました。たくさん食べることはできませんでしたが、フルーツも食べられて無事生き延び、船にも乗ることができました。

最後に3人目の乗客は、船の修理は簡単には終わらないだろうとタカをくくり、島の奥まで行ってとにかくフルーツをたくさん食べました。やっと腹を満たしたと思ったら、既に船は出航してしまいました。船を見られる範囲にとどめていたらそんなことは起こらなかったのですが、とにかくフルーツをたくさん食べるということにフォーカスした結果、船の出航に間に合わず、島で一生を終える羽目になってしまったのです。

リスクは取りすぎても、取らなすぎてもダメ

これだとただの笑い話として捉える人もいるでしょう。しかし、こうした問題は現実にビジネスで起こりうるものなのです。リスクを取らなすぎることもリスクになります。

目の前にチャンスがきて、リスクとリターンを天秤にかけても合理的なのに、賭けに出ること自体を極端に恐れる人はいます。そういう人は、やがて訪れる環境の変化や、ジリ貧の状況に耐えられなくなってしまいます。リスクを取らなすぎて倒れてしまうのは嫌ですよね？

また、バランス感覚を全く失ってリスクをバンバンとっていっても、問題は起こります。全てにおいてリスクはつきもので、いくらリスクを取らないと利益がないからと言って、それを無視することはできません。誰だって無人島で一生暮らさなきゃ行けないリスクがあると分かっていれば果物のためだけに島の奥に行く選択肢は取らないはずですよね？

ですから、リスクを恐れず、怯まず、ただしリスクは存在するものとして、考えながら行動していくことが大事なのです。

空き家再生投資にも求められるバランス感覚

こうしたバランス感覚は、空き家再生投資にとっても重要です。空き家を買って修復して貸し出す。それだけでもリスクは山ほどあります。しかし恐れすぎてはいけません。それぞれ人によって許容できるリスクの度合いも違えば、欲しい利回りも違うので、その中で最適な選択をできるようにしていきましょう。

バランス感覚を得るなら全古協

しかし、空き家再生投資でバランスを考えるのは、慣れていないとなかなか難しいものがあります。そのためには空き家投資の仲間と一緒にさまざまな情報や事例を共有し、バランス感覚を養うのが一番合理的です。

全古協はそのために作られた一般社団法人です。

空き家投資仲間と見学ツアーに出かけたり、関連情報を手に入れ、古家再生投資のバランス感覚を持ったプロになりましょう。

まとめ

今回は、ユダヤ人がなぜ成功するのか、の話から、ユダヤの聖典がビジネスの指針となる理由について紐解きました。ユダヤ教徒の聖典が持つ性質がビジネスにとってプラスなことが大きな理由ということが分かり、そこから学べることとして、リスクの適正な取り方について発展させました。
この流れを掴むことができると、成功はより近づくのではないでしょうか。

以上説明した内容については以下動画でも解説しています。
良かったら以下よりご覧ください。
https://zenko-kyo.or.jp/youtube/7248-2/

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