こんにちは。一般社団法人 全国古家再生推進協議会 理事長の大熊重行(おおくま
しげゆき)です。本日のテーマは「大家業で“若返るストレス”を獲得する方法」についてです。それでは参りましょう。
老けるストレスと若返るストレスが存在する?
ストレスによって人が変化すると聞くと、皆さんはどのような姿を想像するでしょうか。激太りあるいは激痩せ、もしくはげっそりとして老けた姿を想像するのではないでしょうか。もちろんそうした側面があることは否定できません。しかしストレスは無いには越したことはないけれども、実際は良いストレスが存在するというのが、ネット上の記事で取り上げられていました。
筋トレは傷ついた筋肉が回復することによって筋肉が大きくなっていくと聞いたことがある人もいるでしょう。健康と若返りには苦痛と回復のサイクルが必要なのです。
まず老けるストレス、悪い負荷とは何なのでしょうか。それは常に心につきまとう不安や怒りなどの感情です。嫌いな上司であっても会社にいる以上は毎日必ず会わなければいけません。仕事が不安定で将来が見えないと毎日が不安に襲われる日々でしょう。楽しくない日々を今日も明日も過ごさなければいけないとすればどうでしょうか。こうしたストレスは確実に心を蝕んでいきます。「日常的なストレス」これが老けるストレスです。
特に金銭的なストレスが最も老けに大きな影響を与えるのです。メンタルが悪化するとホルモンバランスが変化し、体内に炎症を引き起こすことで物理的な老化を招くのです。つまり金銭を含む日常的なストレスを無くすことが必要ということです。
一方で若返るストレスもあります。それが、役立つ目標に向かってエネルギーを注いでいる。その最中に味わう不快感のことです。そもそも人間の脳のシステムは本気でゴールに向かう人に不快感を与えようとする形でデザインされています。現状から出るためには最大限の努力が必要なため、快適な場所を離れざるを得なくなるのです。つまり、楽しむだけでは目標の達成は現実的にできないのです。だからこそ、若返るストレスがかかるように目標を達成することが必要なのです。マラソンやダイエット、起業などの目標で何でも良いのですが、心からこれは大事だと思えることを目標とし、定期的に精神的痛みを味わうことで若い精神は保てるのです。不愉快さを感じないのは現状維持の方向に向かっていると言えますので、若さを保つことにはならないのです。
心地よいストレスと適切な休憩法が重要
もちろん、成長のためとはいってもただストレスをかければ良いというものではありません。休憩をすることが必要です。お菓子を食べたりタバコを吸ったりではなく、正しいストレス解消の手段をとるべきなのです。他にも買い物する瞬間だけ幸福感を味わったもののすぐに元に戻ったり、テレビを惰性で見るなどの行為も効果は薄いです。具体的には、新たなスキルを身につけ友達と交流したり、他人に親切なことをしたり、受け身ではない休憩をする必要があります。
真剣に目標に向かう途中で発生する心地よいストレスと、受け身ではない友達との会話や社会貢献などの休憩。それこそが若返りの秘訣なのです。
ストレス耐性をつけるためには、コントロール可能なことを増やすことが重要です。目標があり、そこに対して何をすべきか分かっている状態であれば、失敗をしてもそれほどストレスにはなりません。しかし何をすればいいか分からないとストレスは永遠に消えません。
大家業が若返りの武器になる理由
そういった意味では、大家業は若返りのストレスを得るには最適な仕事だと言えるでしょう。大家業は全てが自分の責任であればこそ完全にコントロールが可能です。そして大家業にもストレスは存在します。例えば物件を購入して入居者がつくかどうかというストレスがありますし、入居者が無事ついても何か問題が起きないか心配にもなるでしょう。たくさんの物件を購入すればするほどストレスになります。一方で賃貸経営が成功し家賃収入が入ってくるようになると、悪いストレスの最大の要因である金銭的なストレスはなくなります。
まとめ
ストレスにも老けるストレスと若返るストレスがあり、老けるストレスは日常的にかかってくる未来が見えなくなるタイプのものです。一方で若返りのストレスは目標を達成するために必要不可欠な不快感から来るものです。若返るストレスを確保し、健全な肉体と精神を作るためにも、目標達成のための努力と適切な休憩をデザインしていきましょう。
以上説明した内容については以下動画でも解説しています。
良かったら以下よりご覧ください。
https://zenko-kyo.or.jp/youtube/7975-2/
POST: 2022.10.2