【もうやめなさい】その不動産投資の勉強、ムダです!2371棟再生したプロが教える実践法

【もうやめなさい】その不動産投資の勉強、ムダです!2371棟再生したプロが教える実践法

(一社)全国古家再生推進協議会 理事長の大熊重之です。

「不動産投資で成功したい」と願い、毎日たくさんの本を読んだり、高額なセミナーに参加したり…本当にお疲れ様です。しかし、もしその勉強があなたを「行動できない人」にしているとしたら、今すぐやめるべきかもしれません。私たち協議会が累計2,371棟の古家を再生してきた経験から断言できるのは、成功と失敗を分けるのは知識量ではなく「正しい一歩の踏み出し方」を知っているかどうか、だということ。この記事を最後まで読めば、なぜあなたの勉強がムダなのか、そして机上の空論ではない、本当に結果が出る不動産投資の実践法が分かります。

なぜ、真面目に勉強する人ほど不動産投資で失敗するのか?

不動産投資を始めようとする真面目な人ほど、皮肉なことに成功から遠ざかってしまうケースを、私はこれまで嫌というほど見てきました。良かれと思ってやっているその「勉強」が、実はあなたを動けなくする重い足かせになっているとしたら、どうでしょうか。多くの人が陥る、その悲しい罠についてお話しします。

罠1:ノウハウコレクター化し、行動できなくなる

不動産投資に関する本は、今や本屋に溢れかえっています。インターネットを叩けば、無料の情報から有料の教材まで、無限に出てくるでしょう。真面目なあなたは、それらを片っ端から読み漁り、知識を詰め込んでいきます。「もっと知らなければ」「まだ足りない」と、まるで資格試験の勉強のように知識を蓄えるのです。

しかし、これが一番の罠です。情報を集めれば集めるほど、リスクに関する知識も増えていきます。「再建築不可物件は危ない」「事故物件は避けろ」「利回りが低いと失敗する」…。一つ一つの知識は正しい。しかし、その知識が多すぎると、今度は目の前に現れた物件の欠点ばかりが目につくようになります。結果、「この物件はリスクが高いからやめておこう」と、行動しない理由を探す名人になってしまうのです。これを私は「ノウハウコレクター」と呼んでいます。頭の中には立派な図書館ができあがっているのに、肝心の自分の本棚は一冊も増えない、そんな状態です。

罠2:「完璧な物件」を追い求め、一生見つけられない

勉強熱心な人が次に陥るのが、「完璧な物件探し」の旅です。本に書かれている理想の条件、例えば「駅から徒歩5分以内」「南向き角地」「利回り15%以上」「大規模修繕済み」…そんな全ての条件を満たす、まるで白馬の王子様のような物件を探し始めます。

断言しますが、そんな物件は、少なくとも初心者のあなたの前には絶対に現れません。もしあったとしても、プロの投資家たちが一瞬で買い付けていくでしょう。不動産は一点物であり、必ず何かしらの長所と短所があります。その短所をどうやって工夫して長所に変えるか、あるいは短所を受け入れた上で、どう利益を出すかを考えるのが、本当の不動産投資です。完璧を求めるあまり、目の前にある80点の物件を次々と見送り、時間だけが過ぎていく。これもまた、勉強が引き起こす悲劇の一つです。

罠3:机上の利回り計算と、現場のリアルとのギャップ

不動産投資の勉強を始めると、誰もが「利回り」という言葉を覚えます。そして、エクセルで緻密なシミュレーションを始めます。家賃収入がいくらで、経費がこれだけかかって、税金を引いたら手残りは…。その計算自体は無駄ではありません。しかし、その数字はあくまで「机上の空論」だということを忘れてはいけません。

現場では、計算通りにいかないことの連続です。突然の給湯器の故障、想定外のシロアリ被害、入居者さんからのクレーム。これらは全て、シミュレーションシートには書かれていない、生身の現実です。このリアルな現場感覚は、どれだけ本を読んでも身につきません。実際に物件を保有し、運営してみて、初めて肌で感じることができるのです。緻密な計算に時間を費やすあまり、現場に出るのが遅れ、いつまでも本当の意味での経験値が貯まらない。これもまた、真面目な人が陥る典型的なパターンです。

私も経験した「頭でっかち」時代の失敗談

偉そうなことを言っていますが、何を隠そう、私自身もかつては「頭でっかち」な経営者でした。本業の塗装工場を経営していた頃、たくさんの経営本を読み漁り、有名なコンサルタントを雇い、SWOT分析だのなんだのと、立派な経営計画書を作っていました。しかし、現実は全く好転しませんでした。なぜなら、行動が伴っていなかったからです。

そんな私が変わったきっかけこそが、不動産投資、それも「空き家再生」でした。借り入れに苦しむ会社の状況を打破するため、自己資金で始められることはないかと考え、無謀にもボロボロの古家を買ってみたのです。もちろん、最初は不安でした。しかし、実際に物件を目の前にすると、「どうやって直そうか」「どんな人に住んでもらおうか」と、本を読んでいただけの頃とは全く違う、自分事としての思考が働き始めたのです。この経験が、「知識より行動」「机上の空論より実践」という、今の私の、そして私たち協議会の揺るぎない信念の原点となっています。

2371棟再生してわかった「ムダにならない勉強」のたった3つの原則

では、全ての勉強が無駄なのかというと、そうではありません。2,371棟以上の空き家・古家を再生してきた私たちの経験から言えるのは、成功につながる「ムダにならない勉強」には、明確な原則があるということです。これからお話しする3つの原則を意識するだけで、あなたの学びは、単なる知識から、資産を生み出す「知恵」へと変わるはずです。

原則1:「買う」前提で物件を見る。当事者意識が最高の教科書

不動産情報サイトを眺めて、「ふむふむ、このエリアはこれくらいの価格帯か」と評論家のように物件を見るのは、今日でやめにしましょう。明日からは、「もし自分がこの物件を買うとしたら?」という視点、つまり「当事者意識」を持って物件情報を見てください。

「この物件を300万円で買えたら、リフォームにいくらかかるだろう?」「この間取りなら、どんな人が借りてくれるだろうか?」「月5万円の家賃は取れるだろうか?」

このように、自分のお金を使う前提で物件を見ると、脳の働き方が全く変わります。途端に、これまで見過ごしていた情報、例えば近隣の家賃相場や、リフォーム会社の情報、自治体の補助金制度などが、自分にとって必要な情報として目に飛び込んでくるようになります。この「当事者意識」こそが、どんな高額なセミナーよりも優れた、最高の教科書になるのです。

原則2:知識は「点」でなく「線」で学ぶ。物件調査から出口戦略までを一気通貫で考える

不動産投資の勉強は、バラバラの知識(点)をたくさん集めても意味がありません。「物件の探し方」「リフォームの見積もり方」「客付けの方法」「売却の仕方」といった個別の知識を、一つの流れ(線)として繋げることが重要です。

例えば、ある物件を見つけたとします。その瞬間に、「この物件をいくらで買い、いくらで直し、いくらの家賃で貸し、最終的に何年後にいくらで売るか」という、入口から出口までの一連のストーリーを想像するのです。これを「出口戦略」と呼びます。

この一気通貫で考える癖をつけると、「この物件は安くて魅力的だけど、リフォーム代が高くつきすぎて利益が出ないな」とか、「家賃は高く取れそうだけど、このエリアは将来的に売却が難しそうだから、長期保有が前提だな」といった、多角的な判断ができるようになります。点の知識だけでは、目先の安さや利回りに飛びついて失敗しますが、線で考えることで、リスクを抑えた堅実な投資判断が可能になるのです。

原則3:たった一人の「メンター」を見つける。100冊の本より1人の実践者の声

もし、あなたが最短で不動産投資を学びたいと願うなら、やるべきことは一つです。それは、信頼できる「メンター」、つまり指導者を見つけることです。100冊の本を読むよりも、たった一人、実際に成功と失敗を繰り返してきた実践者の生の声を聞くほうが、何倍も価値があります。

なぜなら、本に書かれているのは、あくまで一般論や成功事例のハイライトだからです。本には書かれていない、泥臭い失敗談や、地域特有の事情、トラブルの具体的な解決策といった「生きた情報」は、実践者しか持っていません。

「大熊さん、この物件どう思いますか?」「こういうトラブルが起きたんですが、どうすればいいですか?」と、気軽に相談できる相手がいるかどうか。それが、あなたの成長スピードを劇的に変えます。私たち協議会がコミュニティ運営を重視しているのも、まさにこの「メンター」の役割を、組織全体で果たしたいと考えているからです。

不動産投資の「最初の教科書」は、ボロボロの空き家だった

不動産投資の勉強というと、多くの人はピカピカの新築マンションや、都心の一等地のビルを思い浮かべるかもしれません。しかし、私に言わせれば、それらは上級者向けの応用問題です。初心者が最初に手にするべき最高の教科書、それは、多くの人が見向きもしない、地方のボロボロの「空き家」です。

なぜ「空き家」が最高の教材なのか?3つの理由

一見、何の価値もなさそうに見える空き家ですが、実は不動産投資の原理原則を学ぶ上で、これ以上ない教材なのです。その理由は大きく3つあります。

第一に、少額から始められること。都心の物件は何千万円、何億円もしますが、地方の空き家なら、数十万円から、高くても200〜300万円で見つけることができます。つまり、失敗したときのリスクが圧倒的に低いのです。運転免許の教習所で、いきなりフェラーリを運転する人はいませんよね。まずは中古の教習車で練習するのと同じです。

第二に、不動産投資の全ての要素が詰まっていること。空き家再生は、「物件調査」「購入交渉」「リフォーム」「客付け」「管理運営」そして「出口戦略」まで、不動産投資に必要なスキルを全て経験できます。小さいながらも、この一連の流れを自分で完結させる経験は、何物にも代えがたい財産になります。

第三に、競合が少ないこと。多くの投資家が新築や都心に目を向けているため、「空き家・古家」という市場は、まだまだライバルが少ないブルーオーシャンです。だからこそ、初心者でも優良な物件を見つけやすいチャンスがあるのです。

300万円の予算で始める、リアルな投資シミュレーション

例えば、あなたが自己資金で300万円を用意できたとします。これで空き家再生投資を始めるなら、どのようなシミュレーションが描けるでしょうか。

まず、物件価格100万円で、地方都市にある築40年の木造戸建てを見つけたとします。残りの200万円をリフォーム費用に充てます。水回りを中心に、壁紙や床を綺麗にすれば、200万円でも見違えるような物件に再生できます。

無事にリフォームが完了し、月5万円の家賃で貸し出すことができれば、年間の家賃収入は60万円。表面利回りは、60万円 ÷ 300万円 = 20%という、驚異的な数字になります。もちろん、ここから固定資産税や修繕費などの経費は引かれますが、それでも高い収益性が見込めるのが、空き家再生投資の大きな魅力です。これは机上の空論ではなく、私たち協議会の会員が、日々全国で実践している現実の数字なのです。

会員事例:元主婦のAさんが、近所の空き家再生で月5万円の家賃収入を得るまで

ここで、私たちの協議会に所属する、ある会員さんの実例をご紹介しましょう。Aさんは、もともと不動産とは無縁の、ごく普通の主婦でした。子育ても一段落し、何か新しいことを始めたいと思っていた時に、私たちの「古家再生投資プランナー®️認定オンライン講座」に出会いました。

最初は「私にできるかしら」と不安そうでしたが、講座で学んだ通りに、まずは自宅の近所を散歩することから始めました。すると、草が伸び放題になっている一軒の空き家を見つけます。勇気を出して所有者を調べて連絡を取ると、相続したものの、遠方に住んでいて管理に困っていたとのこと。結果的に、相場より安い50万円でその空き家を購入することができました。

その後、Aさんは講座の仲間や担当の再生士に相談しながら、250万円かけてリフォーム。昔ながらの間取りを活かしつつ、若い夫婦に喜ばれるようなお洒落な内装に仕上げました。そして、募集を開始してわずか1ヶ月で、月5万5千円で貸し出すことに成功したのです。Aさんは今、この成功体験を自信に、2軒目の物件探しを楽しんでいます。Aさんのように、特別なスキルや知識がなくても、正しい手順で行動すれば、誰でも不動産投資家になれる。この事実は、あなたにとっても大きな希望になるのではないでしょうか。

知識ゼロから始める!不動産投資「実践」5ステップ

「理屈は分かった。でも、具体的に最初の何をすればいいのか分からない」。そんな声が聞こえてきそうです。ご安心ください。ここからは、今日から、いや、この記事を読み終えた直後から始められる、具体的な「実践5ステップ」をお伝えします。難しいことは一切ありません。この通りに行動するだけで、あなたはもう「勉強しているだけの人」から卒業です。

ステップ1:近所の空-き家を3軒見つけて写真を撮る

最初のステップは、パソコンの前を離れ、実際に外に出ることです。あなたの家の周りや、通勤路を少し意識して歩いてみてください。きっと、郵便受けがテープで塞がれていたり、庭の草が伸び放題だったりする家が見つかるはずです。それが「空き家」のサインです。

まずは、そんな空き家を3軒見つけることを目標にしましょう。そして、見つけたらスマートフォンで外観の写真を撮ってください。ポイントは「完璧な物件」を探さないこと。ボロボロでも構いません。むしろ、その方が「もし自分が再生するなら…」と想像力が掻き立てられます。この「探して、見る」という行為が、あなたの不動産投資家としての第一歩です。

ステップ2:役所で「再建築不可ではないか」だけ調べる

写真を撮った3軒の物件について、今度は役所に行ってみましょう。少し勇気がいるかもしれませんが、大丈夫です。役所の建築指導課などに行き、「この住所の土地の、道路の接道状況を教えてください」と聞くだけです。

ここで確認したいのは、その土地が「再建築不可」ではないか、という一点だけです。これは、その土地が建築基準法で定められた道路に2メートル以上接していない場合などに該当し、一度建物を壊すと新しい家を建てられない、という重要な制限です。

もちろん、再建築不可物件でも再生して貸し出すことは可能ですが、初心者はまず避けた方が無難です。このステップの目的は、役所という場所に慣れ、プロが当たり前に行っている調査を、あなた自身が体験することにあります。

ステップ3:「物件取得費」「リフォーム費」「想定家賃」を書き出す

役所で再建築不可ではないことが確認できたら、次はその物件の簡単な事業計画を立ててみましょう。ノートとペンを用意してください。

まず「物件取得費」。これはあなたの希望価格で構いません。「あのボロさなら100万円かな」といった具合です。次に「リフォーム費」。これも想像で結構です。「水回り全部替えて、壁紙も張り替えたら200万円くらいか」と考えてみましょう。最後に「想定家賃」。近所の不動産屋さんの窓に貼ってある広告や、賃貸情報サイトで、似たような広さの物件がいくらで貸し出されているかを調べ、「月5万円くらいかな」と書き出します。

この3つの数字を書き出すだけで、ぼんやりとしていた不動産投資が、一気に具体的な「事業」として見えてくるはずです。

ステップ4:協議会の無料セミナーに参加してプロに質問する

ステップ3までで、あなただけの「簡易事業計画書」ができました。それを持って、ぜひ一度、私たち(一社)全国古家再生推進協議会が開催している無料のセミナーや相談会に来てみてください。

そして、あなたの計画を、そこにいるプロの古家再生士にぶつけてみるのです。「この計画、どう思いますか?」「リフォーム費用は、この想定で甘くないですか?」と。きっと、あなた一人では気づかなかった、実践者ならではの視点から、具体的なアドバイスがもらえるはずです。一人で悩み続ける1ヶ月より、プロと話す1時間の方が、何倍も学びが深いことを実感できるでしょう。

ステップ5:もし買えたら?を想像してリフォームプランを考えてみる

最後のステップは、想像力を最大限に働かせることです。もし、あなたが本当にその物件を買えたとしたら、どんなリフォームをしますか?

「壁紙は、若い人に人気のカフェ風にしよう」「あの無駄なスペースに、テレワーク用の書斎を作ろう」「庭をドッグランにして、ペット可物件として貸し出そう」

こんな風に、具体的なリフォームプランを考えてみてください。間取り図を描いてみるのも良いでしょう。この「妄想」こそが、不動産投資の醍醐味であり、あなたのモチベーションを最高に高めてくれます。そして、この妄想が具体的であればあるほど、それはもう夢物語ではなく、実現可能な「計画」へと変わっていくのです。

「勉強」を「資産」に変えるコミュニティの力

ここまで、実践的な学びの重要性についてお話ししてきましたが、一人で全てを実践するのは、やはり心細いものです。特に、予期せぬトラブルが起きた時、相談できる相手がいないというのは、初心者にとって致命的です。だからこそ、私たちは「コミュニティ」の力を何よりも大切にしています。

あなたの「分からない」は、既に1万8千人の仲間が解決済み

あなたが不動産投資で直面するであろう問題、例えば「悪質なリフォーム業者に騙されそうになった」「入居者さんが家賃を滞納した」「近隣からクレームが来た」…そういった悩みのほとんどは、実は、既に私たちの協議会に所属する18,588名の誰かが経験し、乗り越えてきた道です。

協議会のネットワークを使えば、あなたの「分からない」は、先輩大家さんたちの膨大な経験データベースの中から、すぐに答えを見つけることができます。これは、独学で本を読んでいるだけでは、絶対に得られない価値です。一人で10年かかる道のりを、コミュニティの力を使えば、わずか1年で駆け抜けることも可能なのです。

成功事例も失敗事例も、全てが共有財産になる仕組み

私たちのコミュニティでは、成功事例はもちろんのこと、普通なら隠しておきたいような失敗事例も、積極的に共有する文化があります。なぜなら、他人の失敗から学ぶことこそが、自分のリスクを最小限に抑える最良の方法だと知っているからです。

「あのエリアでこのリフォームをしたら失敗した」「こういう入居者さんはトラブルになりやすい」といった生々しい情報は、何よりも貴重なデータです。これらの情報が共有されることで、コミュニティ全体の投資レベルが底上げされていく。これが、私たちが目指す「共存共栄」の姿です。

このノウハウを体系的に学べる「古家再生投資プランナー®️」という選択肢

そして、これまでお話ししてきたような、実践的なノウハウ、一気通貫で考える思考法、そしてコミュニティの力を、体系的に、そして効率的に手に入れることができる仕組みが、私たち協議会が提供している「古家再生投資プランナー®️認定オンライン講座」です。

この講座は、単に知識を教える場ではありません。あなたを「行動できる投資家」に変えるための、実践的なプログラムです。受講者満足度は95%以上。多くの卒業生が、ごく普通のサラリーマンや主婦から、経済的な自立を果たし、地域社会に貢献する立派な大家さんへと成長しています。もしあなたが、これまでのムダな勉強に終止符を打ち、本気で人生を変えたいと願うなら、この講座は、あなたのための最短ルートになるはずです。

本当の不動産投資とは、社会問題を解決する「志」を持つこと

最後に、私が最も伝えたいことをお話しさせてください。それは、不動産投資は、単にお金を稼ぐためのテクニックであってはならない、ということです。特に、私たちが取り組む空き家再生投資は、日本の深刻な社会問題である「空き家問題」の解決に直結する、非常に社会的意義の高い事業です。

買主よし、借主よし、売主よし、世間よし。「4方よし」の考え方

私たちの活動の根幹には、「4方よし」という理念があります。これは、近江商人の「三方よし(売り手よし、買い手よし、世間よし)」の考え方を、私たちなりに発展させたものです。

まず、空き家を安く買える「買主(投資家)よし」。次に、相場より安い家賃で綺麗な家に住める「借主よし」。そして、管理に困っていた空き家を現金化できる「売主よし」。最後に、放置された空き家が再生されることで、地域の景観や防犯性が向上し、地域が活性化する「世間よし」。

この4つの「よし」が全て揃って、初めて私たちの事業は成立します。自分の利益だけを追求するのではなく、関わる人全てが幸せになり、社会全体が良くなっていく。この「志」を持つことが、長く、そして誇りを持って不動産投資を続けていくための、何よりの原動力になると私は信じています。

あなたの投資が、地域社会を再生させる力になる

あなたが再生した一軒の空き家に、新しい家族が暮らし始める。すると、その地域の人口が一人増え、近所の商店街で買い物をする人が増え、子供の声が聞こえるようになるかもしれません。たった一軒の再生が、まるで乾いた大地に染み込む一滴の水のように、地域社会を潤し、再生させるきっかけになるのです。

あなたの投資は、あなたの資産を増やすだけでなく、誰かの暮らしを支え、日本の未来を少しだけ明るくする力を持っている。このことを、どうか忘れないでください。

利益と社会貢献を両立させる、新時代の投資家像

これからの時代に求められるのは、ただ儲けるだけの投資家ではありません。自らの事業を通して、社会が抱える課題を解決に導く、そんな新しい時代の投資家です。空き家再生投資は、まさにこの「利益と社会貢献の両立」を、最も分かりやすく実現できる分野の一つです。

お金を稼ぐ喜びと、社会に貢献する喜び。その両方を手に入れることができるのが、空き家再生投資家という生き方なのです。

まとめ:本を閉じ、スマホを置いて、今すぐ外に出よう

ここまで、本当に長い文章を読んでいただき、ありがとうございました。

もし、あなたがこの記事を読んで、少しでも心が動いたのなら、私からのお願いは一つだけです。

今すぐ、その分厚い本を閉じてください。

延々と見ていた不動産投資の動画を、そっと停止してください。

そして、玄関のドアを開けて、外に出てみてください。

あなたの不動産投資家としてのキャリアは、研究室や図書館で始まるのではありません。

あなたの家の隣の、草むした空き家から始まるのです。

さあ、はじめの一歩を踏み出しましょう。

行動した先にしか、あなたの求める未来はありません。

私たちは、いつでもあなたの挑戦を応援しています。

POST: 2025.11.11