こんにちは。一般社団法人 全国古家再生推進協議会 理事長の大熊重行(おおくま
しげゆき)です。
本日のテーマは「空き家を全く変えない人の特徴」についてです。それでは参りましょう。
空き家を全く買えない人には特徴がある!
空き家再生投資は、まず物件を見つけて買うところから始まります。そこをクリアして、はじめて物件を手直しして貸し出すプロセスに入ることが出来ます。
なので、物件を買うところでつまずいていては、永遠に不動産投資を事業として成り立たせることはできません。
そんな人いるのか?と思う方もいるかもしれませんが、一定数存在するのも事実です。
今回は、空き家再生投資に踏み出す方、あるいは既にやっているけど中々物件を手に入れられないという方向けに、空き家を全く買えない人の特徴についてお伝えしていきます。当てはまると思った方は要注意です。
特徴1:リスクを取らない
これは非常に重要な部分です。なぜなら、投資というのはリスクを取ることで利益を得る行為だからです。不動産投資でもそれは同じです。また、利回りの観点から言っても、利回りが高いということは当然それだけ価格が安い物件であり、買う人が少ないわけで、何かしら理由があるのです。
その理由こそがリスクであり、それを引き受けてでも投資することで儲けを得たいわけですから、リスクを取らない姿勢でいるとまず話にならないのです。その姿勢では、物件は見つからないか、自らチャンスを逃していることになります。
特徴2:細かすぎる
リスクを取らない、という点と共通する部分があるかもしれません。空き家再生投資は、そもそも何かしらの欠陥がある、あるいは普通の物件よりも古いものを買うわけです。
例えば買うときに、あれが気に食わない、これが気に食わないと思ったり、購入したあとにその気になった部分を全部手直ししようとしたら、際限なく費用がかかります。ここは直すけどここはあきらめる、のような線引きが必要になってきます。細かすぎる人はそれが出来ず、苦慮してしまうこともあります。トレードオフの概念が重要です。
特徴3:素直に人の話を聞けない
不動産投資は特にプロがひしめく世界です。その中でも、空き家再生投資に特化したプロはほとんどいない状態です。全古協はそんな数少ないアドバイザーでありますので、せっかくアドバイスを求めるのであれば最初はそれを素直に聞き入れて吸収し、そのまま実行するのが一番近道になるはずです。アドバイスを聞きにくる人で多いのは、最初から自分の頭の中で答えは決まっていて、一応聞いてはみるものの、それは無視して自分の頭で思ったままにやるケースです。
ですが、空き家再生投資の世界だとそれはむしろ遠回りになってしまいますし、物件を買えないまま手こずることに繋がります。
特徴4:自ら動かない
勉強会に行ったら、とにかく教えてもらおうとだけするけど自分から情報を収集することをせず、待ちの姿勢で、良い情報が来てくれるのを待っているだけ。不動産屋に行って、良い物件を紹介してもらおうと、ただ待っているだけ。管理会社さんが入居者を付けるのを待っているだけ。そういう状態で自分から動こうとしないと、情報が十分に手に入らずに、工事をしても齟齬が生じたり、客付けも上手くいかなかったりします。まず、そういう姿勢だと物件を取得することも難しいでしょう。
特徴5:自己中心的
自己中心的な性格は、チームプレイである不動産投資にはモロに悪影響を及ぼします。自己中心の最たるものは、誰か他人のせいにするというものです。客付けがうまくいかないのは管理会社が悪いんだ。不動産屋が良い物件を紹介しないのが悪いんだ。といったものです。
あるいは、強情で、絶対にこの条件じゃないと飲まない、みたいなことが多いと、本当に協力者がゼロになってしまいます。そうなると、物件を買うこともままならなくなります。
特徴には共通点がある
さて、ここまで空き家を1軒も買えない人の特徴として5つ挙げました。お気づきの方も多いかもしれませんが、これまでの特徴には共通点があります。それは、「都合がよすぎる」ということです。リスクも取りたくない、自分から動かない、あれもこれも…、そういう姿勢だと、物件が買えないことは明白ですよね?
まとめ
空き家を買えない人の特徴には、大きく分けて①リスクを取らない②細かすぎる③素直に人の話を聞けない④自ら動かない⑤自己中心的、の5つがあります。大きくまとめると都合がよすぎるわけです。皆さんはそういう態度になっていませんか?
十分注意しましょう。
最後に…
今回のブログの内容については動画でも解説しています。
良かったら以下よりご覧ください。
https://zenko-kyo.or.jp/youtube/1-5/
POST: 2021.09.17