こんにちは。一般社団法人 全国古家再生推進協議会 理事長の大熊重行(おおくましげゆき)です。本日のテーマは「サバンナ思考を応用して空き家再生投資を成功させる方法」についてです。それでは参りましょう。
サバンナ思考とは何か?生き残るために必要な野生の知恵
みなさんは「サバンナ思考」という単語を知っているでしょうか。「サバンナ思考」というのは「なぜ星付きシェフの僕がサイゼリヤでバイトをするのか?偏差値37のバカが見つけた必勝法」という本の中で登場した言葉になります。「サバンナ思考」という名からもおおよそイメージはつくかもしれません。サバンナはアフリカなど、密林の周りを囲うように存在する、半乾燥の草原地帯です。さまざまな野生動物が生息していて、動物たちは厳しい自然の競争にさらされています。草食動物は常に肉食動物、例えばライオンなどに狙われるリスクが付き纏い、肉食動物もまたエサを取れなければ飢え死にしてしまうのです。
こうしたサバンナにおいて、動物たちは生き残るために思考回路を確立しているというのが「サバンナ思考」です。
サバンナ思考の核は「危機感×気づき×即行動」です。何事も強い危機感を持って観察することで、より敏感にリスクに対する気づきが生まれ、リスクに気づいたらそれを封じるためにすぐ行動するというものです。
サバンナではほんの少しの油断が文字通り命取りになります。生き残るためにそう進化したのです。
空き家投資にも「サバンナ思考」を
もちろん、この考え方は空き家再生投資にも応用することができます。空き家再生投資にはさまざまな考えが必要とされます。まずは素早く情報を掴む力です。投資の情報は入ってきたらすぐに検討しなければいけません。そうしないと投資家としての競争力は落ちることになり、それは長期的には命取りになります。そして素早く動きつつも、しっかり慎重に考える力です。慎重に考えて投資をしないと、不動産投資は購入の時点でほとんど決まってしまうのです。この「敏感さ」には、他の人の失敗事例も含みます。サバンナでは群れの他の個体が襲われて食べられてしまったら、すぐに逃げなければいけません。他山の石という言葉がありますが、他の人の失敗を見て自分のことのように思い、気を付けなければ先はありません。
そして、先ほども群れという言葉が出ましたが、野生の動物たちが群れを作るのは集合知によってリスクをいち早く検知する能力が高まるというメリットがあるのです。誰かが敵に気づいたら一斉に逃げ出すことが出来ますし、それぞれエサがあって安全な場所を見つけてみんなでそこに行くこともできます。もちろん、群れが広がりすぎると、競合してしまうのですが丁度良い大きさのコミュニティを形成すれば合理的に動くことが出来ます。
古家再生投資においても、ある程度の大きさの群れを形成することで、情報を共有しリスクから身を守ることができるのです。
群れに入るなら全古協が“いちばん”
では、空き家再生投資では、どの群れに入るのが一番良いのでしょうか?
その答えが「全古協」だと私たちは考えています。全古協では、先輩大家さんの話を聞くこと、みんなのやっていることを学びながら投資をすること、失敗事例は共有すること、そういった空き家再生投資に必要な要素を学ぶことができるのです。多少エサが減るとしても、それを大きく上回る価値があるのです。
「サバンナ思考」で空き家投資に限らず幅広い考えを
もちろん、「サバンナ思考」は、空き家再生投資だけではなく、人生の指針にもなりうる考え方です。例えば、私たちはさまざまなリスクを常に抱えています。日本の少子高齢化や投資に対する考え方など、あまり直接ではないから実感がない場合もあるでしょうが、現実として存在するのです。少子高齢化は経済全てが縮小しつつあることを意味します。また投資をする人としない人ではどんどん差が開いていきます。そうしたリスクを敏感に感じ取って、先手先手で動いていくことが重要なのです。先手で守りの手を打つことが「攻め」に繋がるのが人生の基本なのです。
「サバンナ思考」を身につけ、成功を目指しましょう。
まとめ
今回は「サバンナ思考」と空き家再生投資、そして人生についてお伝えしてきました。野生動物はシビアな世界だからこそ、それに最適化しています。人間は毎日捕食に怯えながら暮らす必要はありませんが、もっと高度なリスクは降りかかっているのです。そうしたリスクに対して敏感になりながら、先手先手で動いて「攻めの守り」をしていくこと、「合理的な程度で群れること」を考えていきましょう。
以上説明した内容については以下動画でも解説しています。
良かったら以下よりご覧ください。
https://zenko-kyo.or.jp/youtube/7246-2/
POST: 2022.02.9