【解説】マイナスの塊である空き家…。それでも投資をする理由とは?

こんにちは。一般社団法人 全国古家再生推進協議会 理事長の大熊重行(おおくま
しげゆき)です。本日のテーマは「マイナスの塊である空き家…。それでも投資をする理由」についてです。それでは参りましょう。

マイナスとプラスはコインの裏表

よく、マイナスなこととプラスなことは表裏一体、コインの裏表という風な表現をしたりします。ひとつの物事だけ見てみても、マイナス面とプラス面は両方存在します。当たり前だと思われるかもしれませんが、誰にでもマイナス面だけしか見えない時、プラス面だけしか見えない時はあるものです。だからこそ、両方に目を向けて、本当にそれは全体的にマイナスなのかな?ということを考えなければいけないのです。

マイナスがプラスに変わることももちろんあります。

空き家にもたくさんあるマイナス要素

それは空き家再生投資においても同じです。空き家というのはそもそもマイナス要素の塊です。そんな物件を買って、修復して貸し出すわけですから、マイナスをプラスに変える力は必要なスキルになってきます。

例えば、中心街から離れた小高い丘の上にある住宅をたまに見かけますよね?ああしたところは、傍目から見れば住むのが大変そうだなあとしか思わないかも知れません。しかし、そこに住んでいる住人は、もしかしたら健康のためにあえて毎日丘を上り下りしようと、丘の上を選んだのかも知れませんよね。

また、便利な立地で安く売られている物件があったとします。そうしたところは再建築不可であり、建て替えができない状態なのです。そうしたところでも、必要な改修だけすれば住み続けることができます。雨漏り跡があるという理由で安かったり売れ残ったりするケースもあるでしょう。しかし、雨漏り跡があるだけで、実際は安価な修復だけで良いケースが大半なため、安く物件を買えて万々歳なのです。

戸建の良い面

そして、空き家再生投資の大きな特徴として、戸建てであることが挙げられます。戸建てというのは、投資額は小さいですが1世帯分しか取れないので、空室が埋まらなければ100パーセントのリスクになってしまいます。でも逆に言うと、一人の琴線に触れれば良いわけです。アパートであれば、物好きな人に好まれても、他の人が見向きもせずに、半分空室になってしまったら採算が合わなくなってしまうからです。

戸建て賃貸の良い面に目を向けることで、何をすれば良いかも自ずと見えてくるでしょう。

融資を引きづらい空き家…でも発想の転換を

空き家戸建て投資の最大のデメリットと言えるのが、融資を引きづらいということです。融資が引きづらいということは、自己資金でやらなければいけないので投資効率が下がってしまいます。しかし、これも裏を返せばメリットになりうるのです。例えば、融資を引けないと言うことは自己資金でキャッシュで購入するわけですから、損失がしれていると言うのが挙げられます。借金して高い物件を買ってしまったら、その時点で終わりです。しかし少額で現金ならせいぜい固定資産税や維持費が無駄になるくらいです。またどうしても融資を引こうと思ったらさまざまな努力をするようになります。その努力は必ず後に生きてくるのです。

まとめ

今回は、マイナスの多いと思われている空き家再生投資について、それでもやるべき理由をお伝えしてきました。そもそも、物事には良い面と悪い面が両方あるものです。悪い面だけに目が行きがちですが、それを逆手にとってチャンスを創り出すことで、高い利回りを得ることができるようになるのです。みなさんも多くの視点から空き家再生投資を見ていきましょう。

以上説明した内容については以下動画でも解説しています。
良かったら以下よりご覧ください。
https://zenko-kyo.or.jp/youtube/7248-2-2/


POST: 2022.02.16

関連情報