【取材】空き家投資で過去、最高に有難かった話とは?

こんにちは。一般社団法人 全国古家再生推進協議会 理事長の大熊重行(おおくま
しげゆき)です。本日のテーマは「空き家投資で過去、最高に有難かった話」についてです。それでは参りましょう。

記憶に残っている失敗したこと

当協議会では空き家再生投資に関する情報を常日頃発信しています。今回は、前回に引き続き当社団法人の認定再生士である濱村さんをお招きしてやり取りを抜粋しつつ、神戸ツアーの特徴や雰囲気をお伝えしていきます。

空き家古家物件見学ツアーの中で、今まで記憶に残っているものや失敗したことなどはないか?との大熊の問いかけに対し、「過去のツアーの色々な失敗を思い返してみたが、これと言って大きな失敗はなかったかなと。プランナーさんにご迷惑をかけたことも無かったと思いますし、業者さんにもそんなに大きな失敗は無かったかなと。」と返す濱村さん。

神戸ツアーは人気のため失敗が多発することはそうそうないのです。濱村再生士は所属するReFactoryとして3地域で古家物件見学ツアーをやっていて、天王寺、尼崎、神戸などで経験値があり、会社としてのバックアップも強いのです。濱村さんは毎月3回ツアーに参加しています。

記憶に残っている面白いこと

大熊「またこれ休みがなくなってきますね。わかりました。記憶に残っている面白い事が起きたとか、そんな事はないですか?」

濱村「色んな事が日々起こる世界ではあるんですが、特に面白かったと感じたのは古家再生の工事を始めるにあたって、私は物件に“古家再生プロジェクト”という看板を掲げています。古家再生の工事をやっていると近所の方に認知していただけるような看板です。あと“入居募集中”という看板、“空き家相談窓口”という看板。この3つの看板を付けるようにしているんですが、看板を付けていたら後ろを通り掛かったフリーペーパーを配っているアルバイト、パートの方に“お兄ちゃん古い家の何かをやっているの?”と声掛けをいただきまして。“そうなんですよ。これがこうで…”と説明しましたら“実は俺は家を1軒売りに出してるんだ”と…」

大熊「その方が持ち主なんですか?」

濱村「そうなんです。後々わかったんですけど、その方が売主だったんですよ。」

大熊「へー!」

濱村「うちの父親と同じくらいの60~70代くらいの男性だと思いますが、その方から「実はこの前契約がほぼほぼまとまっていたのに前日に破断になった。なので売る準備はしっかりできているんだけど、一度家を見てもらえないか」って言われたんです。」

それから濱村さんは後日男性の案内で家の中を見ました。売るという段取りをするにあたって不動産屋の話をしていたため、媒介契約次第では買い主を自分で見つけることができないケースがあり、それではいけないということで契約を見せてもらうことにしました。契約は一般媒介だったため、自ら買い主を見つけることも可能なため、業者さんに一報入れていただいて自分で買い主を見つけましたと言ってくださいね、とお伝えし、ツアーでご紹介することができました。その物件は成約したというありがたい話がありました。

ちなみにその物件の元々の金額は100万円でしたが、不動産業者からは経費を差し引くと売主の手元にお金が残らない契約にされていたため、直接取引することで売主の男性にもメリットがあることになります。

神戸の古家投資の状況

大熊「なるほど。Win-winで協会の理念にも通じていますね。じゃあ神戸の古家投資の状況をちょっと簡単にご説明いただけますか?」

濱村「神戸の古家再生の投資状況でいいますと、先ほどツアーが2020年から始まったとお伝えしましたが2020年の1年間と2021年の1年間。昨年と一昨年、全古協のトータルの再生士さん全員の中で、2番目に多い軒数を、濱村再生士として2年連続軒数の賞を全古協さんからいただくことができる軒数でした。ざっくり言いますと年間30軒ほどの再生軒数という形で、2019年は約30軒、2020年も約30軒、2年間で60軒ほどです。今年に入りまして11,12件ほどなので今70数軒という所が神戸エリアでの物件の実績です。」

大熊「なるほど。それでいくと×4倍、× 5倍みたいに見に行っていたらそれは見ていない物件は無くなりますよね(笑)」

濱村「そうなんですよ(笑)本当によく見ているんですよね。この前業者さんから電話がかかってきて「どこどこの物件に濱村さんおられましたよね?」と言われました(笑)業者さんから見られていたという。世の中的には最近物件が買いづらいなと雰囲気になりつつあるんですが、この事実の軒数としては神戸エリアでは買えているというのがこの約3年間の実績ではあります。」

今後狙っていきたいエリアは?との質問に対しては、三宮がある中央区よりも西のエリアをメインにやっているとのこと。垂水区、須磨区、長田区、兵庫区の4つのエリアを中心に活動していて、大都会の中央区はまだ1軒も再生できていない状況です。

高級住宅街がある灘区と東灘区も1軒ずつある状況です。灘区と東灘区については、通常は提案しない利回り9%や10%くらいの物件ばかりを集めてツアーをするというのも面白いかなとのこと。資産性が高くなりますからね。

まとめ

今回は濱村さんに神戸の事情などについて語っていただきました。今後も色々とチャレンジしていくとのことですので、投資家の皆さんも準備をして臨みましょう。

以上説明した内容については以下動画でも解説しています。

良かったら以下よりご覧ください。

https://zenko-kyo.or.jp/youtube/vol-3-4/


POST: 2022.12.25