【驚き】工事中に入居が決まる物件とは?空き家の再生事例をご紹介@中部地区エリア

こんにちは。一般社団法人 全国古家再生推進協議会 理事長の大熊重行(おおくま
しげゆき)です。本日のテーマは「工事中に入居が決まる!中部地区見学ツアー編!③」についてです。それでは参りましょう。

実際の入居者の状況

当協議会では空き家再生投資に関する情報を常日頃発信しています。今回は、当社団法人の認定再生士3名をお招きしてやり取りを抜粋しつつ、名古屋や岐阜などの中部地方のツアーの特徴や雰囲気をお伝えしていきます。題して「中部地区物件見学ツアー3エリア合同対談」です。中部エリアの中でも可児・多治見エリア、岐阜・一宮近郊エリア、各務原・犬山近郊エリアの3ツアーを担当する再生士さんの集まりです。

大熊「ではもうちょっとお聞きしたいと思うのが、空き家投資になりますので、実際の入居者の状況っていうのはどんな感じですか。森さんはどうですか。先ほどすぐに付くって言っていましたけど。」

森「そうですね。入居者の状況っていうと、入居はすぐ付きます。でも戸建てっていうところで全国的にそうなのかもしれませんけど、特に外国人の需要が高いっていうところで、早ければ工事中に決まったり・・・。」

大熊「それは早い。平均でどれぐらいなんですか。」

森「平均2ヶ月位ですね。逆に工事中に決まると、工事を早く終わらせないといけないっていうプレッシャーがあるんで、まぁうれしくも・・・。というところなんですけど。あとは入居期間も割と長いんじゃないかと思っています。全部把握しているわけではないんですけど、大手の工場なのでやっぱり待遇がいいのか、“あそこの工場で働いてもう10年”とかっていう方も結構多いんです。なので転職を機に引っ越しというのもなかなか考えにくいですし、あとはマイホームという考え方もないんですかね、結構長いこと住んでくれている人も多いみたいで。技能実習生を抱える法人の方が借りた物件もあったんですけど、コロナの影響で一気に撤退しちゃったんで、そこの影響はありましたけども。それ以外のところは安定しているのかなと思います。」

次に中村さんのお話です。実績は少ないものの今3軒入居が決まっていて、平均3.5ヶ月くらいとのこと。プランナーさんに上手くアドバイスできなかったことにより工事が完全に終わってからの募集になってしまうなどが起こったため、先輩たちに聞きながら上手く対応していきたいとのこと。

古家再生士あるある

次に大熊は、古家再生士あるあるをいつものように聞いていきました。

まず森さんが言い出したのは、古いお家を見るときの床下についてでした。床下は絶対にチェックするそうですが、8割5分の確率で瓶詰めの梅干しがあるとのこと。大熊は他の地域ではないと指摘しましたが、森さんも絶対ありますよねと同調しました。梅干しだけでなく、ぬか漬けもある、梅酒もあるとのこと。開ける時に絶対梅干しを置くスペースを確保してから点検口を開けると意識しているらしいです。

また、中村さんは勝手口を開けたら閉まらなくなるという事がよくあり、勝手口や床下収納を開けて元に戻らないのがどうしようと悩むケースがあるとか。土をかき出したりする事はあれど、戻らない時もある。それだけでなく、窓や勝手口が結構閉まらなくて鍵がどうしようかと思ったこともあるとか。古家なので歪んでいたり傾いていたりが結構あるためです。工事すれば直るのですが、現調の段階ではどうしようもないというケースです。

そして話は、古家再生士としての責任というテーマに移りました。

森さんは、自分だったら買わないなという物件しか薦めないことにしているそうです。絶対に自分だったら買いたいなという物件しかそもそも計算しないしツアーも回らない。ただし悪い物件を見極めるという意味合いで、ツアーにわざとあまりよろしくない物件を入れておくということもあるそうです。

目指すのは住みたい空間の提供

大熊「なるほど。堀川さんはどうですか。」

堀川「僕はこれからってことにはなるんですけども、やはり先輩再生士の森さん、中村さんが言われた通り、やはり自分が欲しくない物件は薦められないので、その辺はもちろん心得ていますし、これから見極めていかないといけないというのもあります。僕も古家再生士にはまだなったばかりではありますけど、建設業界は20年以上携わっていて、僕はどちらかというと、新築も当然やっていましたけどリフォーム系を、今までも得意としてやっておりましたので、いつかこういう仕事をやりたいとは思っていたところを、全古協の再生士としてデビューさせてもらうことができたので。僕、メインが電気工事屋で、家1軒丸ごと自信を持ってやらせていただくっていうのは大前提ですけれども、他の再生士さんとの差別化っていう意味では、電気工事、照明だったりスイッチコンセントで、住まわれる方が便利と思う空間を提供できるような、そんな再生士を目指してやっていきたいと思っております。」

まとめ

今回は、これまでの事例紹介を踏まえて、再生士としての知見や感覚などについてお話してきました。投資家さんのことを考えて当協議会の再生士さんたちは日々活動をしています。再生士さんたちの力も借りながら投資を成功させていきましょう。

以上説明した内容については以下動画でも解説しています。
良かったら以下よりご覧ください。
https://zenko-kyo.or.jp/youtube/in-3-3/


POST: 2023.01.23