【Vol.3|第一印象で全てが決まる】空き家投資家のファッション講座|土居コウタロウ氏との対談
(以下、今回の動画の書きおこしです。※動画を見られない!って方はこちらをご覧ください。)
大熊氏:ちょっと僕の悩みで行くと、確かに青を中心にするのは良いんですけど、段々パターン化するんですよね。冬になったらタートルが多いですし、色も青一択になっちゃったり。ちょっと変えようと思って黒にしたら黒ばっかりになるとかね。そうなっちゃうんです。何かポイントとかありますか?
土居氏:自分が着たい服を着ていてマンネリ化すると凄くストレスに感じると思うんです。自分が着たいものを自分で選ぶ。ですが人間ってやっぱり1度手に取ったものが安心なので同じものを取りたくなる心理が働きますから、どうしてもみんなマンネリ化していくのはしょうがないと思うんです。違うものをやった時にそれが上手くいけば良いですけど、例えば茶色のジャケットで渋くなろうとなった時にそれが好評だったら良いんですけど、それが上手くいかなかったら凄く嫌な思いをするとか、損した気分になるとなかなかチャレンジって心理的なストレスだったりするんです。だから安心な所に収まるけれども=飽きてくる事とがせめぎあっている感じだと思うんです。
大熊氏:それはもう人間の心理的には仕方ないですね。それを乗り越える方法は無いですか?
土居氏:実は簡単な方法がありまして、いくつかの服の種類をお持ちでしたら、クローゼットがあってハンガーに服がかかっていますよね。この右と左の服を全部持って反対を向けるんですよ。それでもう一回クローゼットに戻して入れ替えるんです。今掛かっている服を反対に向けて入れ替えるというのは、実はめちゃくちゃパワーがあるのでお勧めです。
大熊氏:どうしてそれで変わるんですか?
土居氏:人は右から取っていた人はやはり右から取って、洗濯が終わったら掛ける時も右に置くんです。物理的に近いところに置いていくので、取りやすい所にずっとヘビロテの服が循環しちゃうんです。
大熊氏:確かにそう言われてみたらそうだけど…変わるのかなあ。
土居氏:奥に行っている服には奥にある理由があるので、それを反対に向けると「あれ、これどうやって着よう?」とか悩み始めると思うんです。それを試していただいたら面白いと思います。
大熊氏:逆に奥にあったやつで「こんなのもあったのか」というのもいっぱいあるでしょうね。
あとフォーマルとカジュアル、オンとオフの使い分けはどういう風にしているんですか?
土居氏:オンとオフ、TPOで考えるというのがファッションロジックの最近の1番大事な軸になっているんです。似合うものを選ぶか好きな服を選ぶかっていうのは世の中にいっぱいあるんですけど、TPOやシーンに服装を合わせる事を大事にしてそれを学ぶ場ってほとんど無いんです。私は本を出させていただいていて、後ろにも飾っているんですけど、それはTPO理論というのを1番上に出してお伝えしているんです。
大熊氏:ちょっとアップで見せてください。
土居氏:【おしゃれの教科書】という本で…
大熊氏:女性向きでは無いんですか?
土居氏:内容は女性向けに書いています。ただ男性でもベースの理論は一緒です。服は全然変わってしまいますけど、考え方の軸としては同じTPO理論ということになります。
大熊氏:全古協の中にも女性の方がたくさんいらっしゃいますので、参考になるかと思います。
土居氏:1つずつのTPOに合わせてカジュアル、スマートカジュアル、ビジネスカジュアル、ビジネス、インフォーマル、フォーマルという風にドレスコードの高さを並べることができるんです。一番下のカジュアルというのは家で着るような楽なジャージも含めた、外に着ていけないようなラフな服。スマートカジュアルというのはジーパンとかなんですけど、お洒落を気にしたカジュアルな服。ビジネスカジュアルは、ビジネスがスーツなどのかなりきっちりした仕事の服なので、仕事できるんだけどクールビズ対応のポロシャツとかセーターとか、ジャケットを着ないようなラフな仕事着をビジネスカジュアルと言います。
大熊氏:ちょっと僕その辺は意識しています。あまりビジネスビジネスだと固すぎるので、ちょっと崩す位が良いんじゃないかなと勝手に思ったりしています。
土居氏:YouTubeを拝見しているといつもお洒落にされてビジネスをちょっとカジュアルダウンさせていて、これが実は難しいんですけど理事長はいつもできています。
大熊氏:そうですか?そういって貰えるとありがたいです。否定しない…笑
土居氏:いや本当です(笑)
大熊氏:ありがとうございます。土居さんはそのジャケットにストールの組み合わせが結構多いですね。かっこいいなと思っているんですけど。
土居氏:ジャケットでベストを着て中にシャツを着て、ここにネクタイみたいな太いネクタイで、アスコットタイというんですけど。
大熊氏:アスコットタイというんですか。
土居氏:これはアスコットタイと言って分厚いネクタイです。これをしています。これは実はさっきのドレスコードで行くとセミフォーマルと言って1番上から2番目位の格の高い服装の組み合わせなんです。
大熊氏:でもそんなに堅苦しい感じには見えないですね。
土居氏:この分厚いアスコットタイをシャツの中に首に直接巻いて1回クルっと出してきているだけなんですけど、首元がフワッとなっていますね。僕はこういうのをたくさん集めて持っているので、色を変えたり柄を変えたりしています。
大熊氏:でも人に見せるや教えるために必要なものもあるだろうし、そうして集めていったら洋服ってめちゃくちゃ多いんじゃないですか?
土居氏:ライブやYouTubeや動画に出る時はセミフォーマル。こういった服装はフォーマルですからパーティーとか式典の時の服装なんですけど、これをわざと意識するようにしています。スタイリングに行く時は街に出ていくのでもうちょっとカジュアルダウンして、ビジネスカジュアル位の服装でスタイリングしています。
大熊氏:でもその段階全部にいろんなパターンで服を用意しようと思うと、家の中は服だらけじゃないですか?
土居氏:結構多い方だと思います。
大熊氏:仕事だから仕方がない所もありますけど。
土居氏:まぁ制服みたいな感じですよね。ジャケットに関しては本当に紺色とか黒とかいろんな色がありますけど、夏も冬も四季全部合わせたら多分30パターンぐらいはあると思います。
大熊氏:例えば10個あったとしても僕10個は着られません。2,3個とかね(笑)あとこれも僕の悩みですけど、服を選ぶ時1番難しいと思うのは靴なんですよ。靴を選ぶのがわからない…どこに合わせたら良いねん!とかね。例えば最近多いのがスーツだけども普通の運動靴みたいなのとか履いていたりするじゃないですか。あんな合わせ方もしたいなと思うんですけど、崩れすぎると子供みたいだなぁと思われても困るし(笑)靴ってすごく難しいなと思うんですけどね。
土居氏:革靴にするにしても色をどうするかで変わりますし、王道は黒の紐が付いた靴で革というのを考えて、それを茶色にするか黒にするかということから始まるかなと思っています。
大熊氏:やっぱり色から行くんですか。
土居氏:はい。スニーカーに変えるというのは、結構階段でいうと5段跳び位の話かなと思うんです。めちゃくちゃ難しいと思います(笑)ドレスコードがビジネスの所からカジュアルになるものをミックスにするという事ですので、TPOに本当に合うのか、大丈夫なのかとか、カジュアルダウンは失礼になる可能性が結構あるので、それが大丈夫なシーンでしたら良いと思うし凄くお洒落ですねとなると思うんですけど、なかなかチャレンジ…
大熊氏:まだまだ僕に早いという事ですね。分りました(笑)
土居氏:黒の革靴と茶色は履きますか?
大熊氏:黒が多いんですけど、たまに茶色も…薄い茶色とかね。
土居氏:茶色の靴を持っているという事は、簡単にお洒落にできるコツは、スーツやジャケットに紺色や青系が入っていて茶色い物を合わせるのは実は色の基本からいうと喧嘩する色なんです。マリンとマロン…栗ですね。栗と海という例えをするんです。イタリアでこの組み合わせは凄く人気があるんです。青や紺色と茶色って本当は仲が悪いけどわざとそれを組み合わせるというイタリア配色なんです。ですから青系の服に茶色の靴というのは粋で伊達な感じがするわけなんですけど、でもこの組み合わせで1つだけ守っておきたいルールがあって、靴を茶系にするんだったら、ベルトとカバンも茶色か似た色を持つ、付ける。この3つを統一させると凄くよく見えます。これで黒を残しちゃって、靴だけが茶系になっちゃうと靴だけ変えたんだな、頑張っているんだなぁと、遠目に見たときにそう見えてしまうんです。統一感が無くなってしまう。
大熊氏:やっています(笑)なるほど。それちょっと気をつけます。
土居氏:ベルト、カバン、靴の色のベースを茶色にするんだったら全部茶系に合わせるというのがめちゃくちゃ大事なポイントです。
大熊氏:わかりました。ロジックをしっかり学ばないとダメだということがよくわかりました。あとオススメのお店とか、レディースもメンズもご紹介していただきたいなと思うんですが。
土居氏:わかりました。実際にホームページとかを見ながらいくつかご紹介したいと思っています。
(次回へ続くテロップ)
皆さん、いかがでしたでしょうか。この続きは次の動画でもご紹介いたします。お楽しみにお待ちください。チャンネル登録していただければ公開のタイミングでご案内が届きますので便利です。それではまた!
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