物件取得で若返る!? 大家業のストレス対策とは?
(以下、今回の動画の書きおこしです。※動画を見られない!って方はこちらをご覧ください。)
あなたの投資で社会が良くなる!一般社団法人全国古家再生推進協議会、理事長の大熊です。では参りましょう。本日のテーマはこちら。【老けるストレスと若返るストレスの差とは?!】。
それでは本日のテーマ【物件取得で若返る!?大家業のストレス対策とは?】についてお伝えいたします。
先日東京経済オンラインさんの記事で上がっていたのが、この老けるストレスと若返るストレスの差です。ん?ストレスに種類があるのか?しかも若返る?さぁこの記事、紹介してみましょう!
ストレスは無いに越した事は無いが、そうではないというデータが出ています。健康と若返りには苦痛と回復のサイクルが必須です。自分の心と体に意図的にダメージを与える。心身が受けたダメージを徹底的に癒す。この2つのフェーズを繰り返すことによって生まれながらに持つ心身の若返りシステムが働きだすことがわかっています。例えば体に負荷をかける運動や野菜に含まれるポリフェノールなどの毒物が健康に作用するのも同じ原理です。
このように苦痛と回復を与えることで効果を得られるのは肉体だけではありません。メンタルにストレスを与えることも有効です。ですがそう言われて抵抗感を抱いた方もいらっしゃるかもしれません。ストレス社会と呼ばれる現代において、今以上の負荷をメンタルにかけたくないと感じるのは自然な話。仕事で疲れきった後はただただ体を休めたいと思う人が大半でしょう。まず押さえておきたいのは、メンタルの負荷には老けるストレスと若返るストレスの2種類がある点です。老けるストレスは人間関係の不安や人生の不安など、頭の中で繰り返される慢性的なメンタルの負荷。若返るストレスは何らかの目標に向かって努力してる時に味わう精神的な緊張感。「あぁ確かにな」と思うのは、元気な方でもたくさんの大きな仕事をしていたりするので、違いは何なんだろうと思っていました。
最初の老けるストレスは常にあなたの心につきまとう不安や怒りなどの感情を意味します。嫌いな上司と顔を合わせなければならなかったり、仕事が不安定で将来が見えなかったり、何も楽しくなく日々を過ごしていたり…としつこく心を苛んでくるタイプの精神的な苦痛です。慢性的なストレスは私たちの心を痛めつけ、あなたの若さを少しずつ削っていきます。じゃあ老けるストレスとはどのようなものか。ルーヴァン・カトリック大学などが10年をかけて200人の男女を撮影した結果、日常的なストレスのレベルが高い人は見た目で老けている傾向があり、中でも悪影響が大きかったのは金銭的なストレスです。ローンの支払いや安月給に悩む人ほど実年齢よりも老けた印象を与えやすかったのです。
ストレスが老化をもたらすメカニズムは複雑ですが、最も大きいのはホルモンバランスの変化だそうです。メンタルの悪化はコチゾールというホルモンの量を増やし、これが引き金となって悩みから神経ペプチドの一緒であるサブスタンスPを吐き出します。この物質は体内に炎症を起こす働きがあり。とろ火で煮込むかのように肌や臓器をジワジワと攻撃します。やがて全身の機能が低下をはじめます。なるほど!まずは金銭的なストレスをなくすことが大事なんですね。
見た目を維持するためにも悪性のストレスには気を配らなければなりません。では若返るストレスとはどんなものでしょうか。それはあなたにとって役立つ目標に向かってエネルギーを注いでいるときに味わう精神的な不快感のことです。マラソンの完走、ダイエット、長生き、起業など本人がこれは大事だと心から思えるなら目標の種類は何でも構いません。このタイプのストレスはあなたの脳に程良い刺激を与え、前回紹介した心身の若返りシステムでもあるホルミシス効果を発動させてくれます。確かに私はマラソンをしていたときには筋肉痛や疲労感は気持ちの良いものでした。というと「楽しむだけではダメなのか?」と思う人もいますよね。血糖、肥満、アレルギーなどのリスク増加につながります。せっかく好きな目標に向かってエネルギーを注ぐのだから、ひたすら楽しみつつゴールに向かいたいと感じる人は少なくないはずです。しかし残念ながらこの考え方は根本的に達成できません。人間の脳のシステムは、本気でゴールに向かう者に不快感を与えようとするデザインをされているのです。こんなデータがあります。心理学者のアンダース・エリクソンは、スポーツや音楽の世界で成果を上げた一流プレイヤーに調査を行い、こう結論付けました。【物事を上達させるためには、快適な場所から出なければならない。いくら得意な曲を演奏しても練習にならないし、既に習熟したテクニックでプログラムを書いてもスキルは改善しない。上達のためには最大限の努力が必要であり、それゆえにひどい不愉快さをもたらす】。
人類の心と体はできるだけエネルギーを節約するように進化してきました。一旦生存に必要なスキルが身に付いたら、あとはその状態を維持した方がカロリーを使わずに済み、それだけ生き延びる確率も上がるからです。新たなスキルの獲得は、周囲の状況が変わったときに改めて考えればいい事でしょう。そのため人間の脳には新たな目標に向かう際に必ず苦痛をもたらすようなメカニズムが備わりました。このままでいた方が良いんじゃないかと心身にメッセージを送り現場維持を促すようなシステムになっています。
心身の若さと精神的な苦痛の相関はスーパーエイジア研究でも明らかです。スーパーエイジアとは、若い人と同じレベルの脳と肉体を持ち続ける高齢者のことで、80代にもかかわらず中高年より脳が大きかったり、90代になっても見た目が実年齢より20歳は若かったりと、驚くような事例が過去にいくつも報告されています。ノースイースタン大学のリサ・フェルドマン・バレットは、スーパーエイジアの脳とライフスタイルを調べた研究です。彼らの脳は大脳皮質だけでなく、前帯状皮質や頭皮皮質も発達していることがわかりました。これらは脳内で情報のやり取りを行うメインターミナルとして働くのですが、面白いことに活動量が増すごとに疲労、店挫折感、イライラといったネガティブな気分を発生させる特徴があります。すなわち多くのスーパーエイジアは日常的に何らかの難しい活動に打ち込み、不愉快さを味わいつつ脳を成長させていたわけです。彼らが体験する不快の内容は様々で、ある者は新たなスポーツを始め、またある者は80歳から語学学習に手をつけ、中には90歳でキリマンジャロの登頂を目指す者も存在しました。このデータを踏まえてスーパーエイジアのように若い精神を保つには定期的に痛みを味わうしかないと断言しています。
要するに真の上達は常に苦痛とワンセット。新たに数学の公式を学ぶ時、未知の演奏テクニックを練習する時、企業のアイデアを絞り出す時など不愉快さも感じないようであれば、それは脳が現状維持の方向に向かっているサインと判断できます。
メンタルに心地よいストレスを与えた後は、上手な休憩によって回復させるフェーズが大切です。ですがアメリカ心理学会APAは公式声明の中で、現代人は間違ったストレス解消法を使っていることが多いとの見解を発表しています。多くの人はストレス解消のために健康な手段を選び正しく休めていないというのです。ソファーで寝転がってお菓子を食べる。タバコ吸う。どれも一般的な休憩法ですが、アメリカ心理学会はこれらの行動を推奨していません。完全に無意味だとは言わないものの、休憩法としては限定的な効果しか得られないからです。
産業組織心理学車のキャリー・クーパーは、ストレス対策に最も必要なのはコントロール感だといいます。私には今明確な目標があり、これを達成する事、何をするべきかわかっていると心から思える状態のことです。もしあなたが上司に怒られたとしても、自分が予算確認を怠ったのが原因だと明確な理由がわかればさほどストレスは溜まりません。次から予算確認を忘れなければ良いだけだからです。しかし、この時上司に怒られた理由がわからなければどうでしょう?なんで急に怒られたんだ?上司に嫌われているのか?などの疑念に囚われ、いつまでもストレスは消えないはずです。ダラダラテレビを見て休んでいたらその間は楽しかったはずなのに、寝床に入ったら虚しさに襲われた。買い物で好きな商品を購入して気分が上がったらすぐに元に戻してしまった。その経験は誰にもあるでしょう。テレビや買い物は気楽で楽しい行為ですが、そこには他人から与えられたものを消費する受け身の姿勢しかないためです。前向きな気持ちが生まれにくくなります。その分だけ休憩としての効果も低くなってしまうのです。
その点大家業は全ての責任が自分自身です。ですからすべてコントロールできます。
コントロール感を得やすい休憩法には次のようなものがあります。
・新たなスキルの学習…外国語の学習や楽器の練習など未体験の技術を学ぶ。
・友人と交流…親しい仲間と日常の問題やストレスについて語り合う。
・他者への親切…ボランティアやコミュニティ活動、友人へのアドバイスなど。
【不老長寿のメソッド、死ぬまで若い武器になる】。そんな書籍をクリックするとアマゾンのサイトへジャンプします。知らない知識や技術を学び、友人と意見を交わし他人のために心を配る。いずれの行為も積極性が強くおかげで私たちのコントロール感も上がります。結果としてポジティブな感情が高まりストレスが回復しやすくなるのです。言い換えれば本当に効果的な休憩は全て攻めの姿勢を持っています。やることが無いからテレビを見よう、暇だから買い物に行こうといった受け身の行動ではなく。「明日昼から楽器の練習!」や「友人に悩みや相談をする」のような明確な意図をもって休憩をデザインしていくのが攻めの姿勢です。あなたの脳にポジティブな刺激を与えます。ぜひ心地よいストレストと積極的な休憩を組み合わせ、健康と若返りを実現させましょう。
大家業としてのストレスは何でしょう?物件を購入したけど入居者は付くだろうか?入居者は決まっても問題は起きないだろうか?災害などは来ないだろうか?などあると思います。私もたくさんの物件を購入してきましたが、今でも物件購入には不安を感じます。これは先ほど紹介した記事の新しいことをやるときのストレスです。若返るストレスのです。その上家賃が入ってくると老けるストレスの代表格である金銭ストレスが無くなっていきます。そこでパッとひらめく顔があるでしょう。いわゆる地主老人です。たくさんの土地や建物の資産を持っている方でも老けて見える方が多いような気がします。それは確かに老けるストレスは無いだろうけど、若返るストレスが無いのです。たくさんの資産を維持するだけで新しい事をしていないからですね。これからわかるように大家業は老けるストレスの解消になる。しかしそれだけだとダメで、常に物件取得を続けていくことや入居者営業で不動産屋に行くとか、管理会社さんと戦略を練る事が若さを保つ秘訣だと思います。金銭的ストレスを無くすとことと、若返りストレスとを両方を同時にできる大家業はかなり有望なストレス対策、若返り対策ではないでしょうか。
いかがでしたか。今回はストレスのお話をしました。サラリーマンでも個人事業主でも受けるストレスを多く含んでいると思います。すぐにはできなくても大家業で自立した若返るストレスを手に入れましょう。
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