今こそ始めるべき!運送業の為の空き家投資とは?【経営者のための空き家古家再生投資】
(以下、今回の動画の書きおこしです。※動画を見られない!って方はこちらをご覧ください。)
新シリーズ【経営者のための空き家古家再生投資】です。今日のテーマは【運送業者さんの空き家古家再生投資】です。中小零細の運輸業界の様々な問題を、空き家投資で解決できるというお話です。
運輸業は大変忙しい状態が続いています。このコロナ禍でネットショップなどが増えたことで、より需要が大きくなっています。国土交通省の調べによると、平成26年度には約36.1億個の配送でしたが、ネット通販の普及などで年々配達数が多くなり、平成30年度には約43.1億個にまで上がっています。
「じゃあ良い業界ですね」とは単純にはいきません。需要があってもそれをこなす人手が足りないからです。宅配便の個数が多ければ、それだけ搬送や積み卸しの手間が増えます。さらに送り先が不在の場合は再配達もしなければなりません。そのため長時間労働が慢性化し、負担が大きくなっているのが現状です。その結果厚生労働省の調査によると、平成30年度における大型トラックドライバーの年間労働時間は2580時間と、全産業の平均2124時間と比べて2割以上も多くなっています。一方で年間所得額は全産業の平均497万円よりも1割低く457万円になっています。長時間労働でありながら低賃金という厳しい労働環境にあることが伺えます。
消費者の立場で考えてみるとわかりやすいです。ネットでお買い物をする時はできるだけ送料が安い所を選びますよね。さらに翌日配送や当日配送など、少しでも早く送られてくるのを好みますよね?それがそのまま運輸業への圧力になっているという事です。過酷な労働環境と労働者不足は今の所ずっと続くでしょう。
さらに法律上の問題もあります。国が労働環境是正のために労働時間の短縮、時間外労働の賃上げなど課題は山積みです。大手の運送業はお金の力でなんとかできますし、中小零細の会社を下請け業として使い問題を転嫁します。中小零細企業の経営者はとてもとても大変なのです。
さらには昨今、燃料費の高騰があります。新型コロナウィルスの世界的な感染拡大に伴い一時は原油価格が下落しましたが、欧米が景気回復に向かうと同時に原油は右肩上がりになっています。原油価格は世界情勢によって大きく変動するので、価格が上がるリスクを常に抱えているということです。燃料が高騰化した場合、運送料金を値上げしなければ採算が取れません。しかし運送業者は荷主に対する取引上の立場が弱く、値上げ交渉に応じてもらいにくいのが現状です。
また社会問題の一つとも言える再配達の多さが燃料費をさらに圧迫しています。それらに対して新聞などで対策や業界の改善策等が掲載されています。例えばロジスティクスや流通加工など一貫したシステムを導入するとか、宅配ボックスの設置であるとか、ドローンやAIの活用など、どれも大手しか出来ない事ばかりなのです。現場で汗水流している中小零細企業には関係ありません。逆にその仕組みづくりのために大手に利用されるだけなのです。
そこで空き家古家再生投資がお勧めです。運輸業は季節的な売り上げの増減が大きくあります。まずはその波を空き家の家賃収入で埋めるのです。そうすることで余分な件費を減らせます。その上経営が安定することにより仕事を選ぶことができるようになります。それにより売り上げが上がらなくても安定経営、利益アップにつながります。
運輸業も他の業者と同じく下請け業だけでは厳しくなる一方です。他の収益を増やすことで収益・労働時間を安定させる事が運輸業での一番の問題解決です。働く人の不安を解消することです。
そして経営者が不動産業を経験することで新たな視野が広がります。例えば小規模でもいいので倉庫業を始めるとか、空き家を使った外国人研修生の受け入れをして人材派遣会社をするとか、様々なアイディアが出てきます。
業種が増えることにより直接企業との関わりが多くなり新しい業種へのチャンスも増えてきます。
業種転換をするためのタイムラグを埋めることにも不動産収入は有効に使えます。運輸業はある意味【トラック荷台を貸し出す不動産業】と考えてもいいかもしれません。決められたスペースでいかに利益を出すかと言えば、投資資金に限りがある零細企業はそのスペースの単価を上げることしかありません。
その考え方からいうと、荷物や仕事を自ら選ぶことができる状態にすることで、逆に不動産業界の方は閉鎖された業界内でしか考えられないので、物流業から考える新しい不動産業ができるかもしれません。
このように古家不動産投資をきっかけに経営者の視野が広がり、業界をまたいで新たな展開が見えてきます。空き家古家不動産投資は零細企業が投資しやすい低額・低リスク・高利回りの不動産投資です。ぜひチャレンジしてください!
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