【解説】ファミリービジネスと承継について|経営者のための空き家古家再生投資
(以下、今回の動画の書きおこしです。※動画を見られない!って方はこちらをご覧ください。)
シリーズ【経営者のための空き家古家再生投資】です。今日のテーマは【ファミリービジネス・承継について】のお話です。
2021年の全国全業種約26万6000社における後継者動向は、承継者がいない・または未定とした企業が約16万社に登りました。コロナ禍で後継者が決定する率は上がっているという事ですが、それでもまだまだ多い数字ですね。このまま経営者不足が進むと日本経済にも大きな打撃になると予想されています。もっとも若者人口が減少する中で経営者が減る事は間違いありません。だとすると1人の経営者が複数の会社を経営する環境になると思います。いや、していかなければならないと思っています。
その際に問題になるのは株の問題です。日本の中小企業のほとんどは株主と経営者が同じです。原因は国や金融機関の問題でもあるのですが、その問題を解決しないといけません。いわゆる所有と経営の分離です。そして所有と経営と家族のスリーサークルをどのように作り上げていくかが大切になります。
海外ではファミリービジネスとしての学問があります。実際にファミリービジネスの方が成果が上がるというデータも上がっているそうです。日本では星野リゾートの代表の星野佳路さんが『星野佳路と考えるファミリービジネスの教科書』等の著書を出されたりしています。また先日知人の会社が他の企業をM&Aして業績が降下する会社を上向きにされている話も聞きました。我々中小零細企業もこういったことを勉強していかなければならない時代になっています。
そこで空き家再生投資はそのきっかけになります。所有と経営を分離することを体現できたり、引退後の計画を考えたり、家族の相続の話ができたり様々な場面でたくさんの知識習得と経験ができます。また不動産投資の別会社を作る事で現状の会社で思い切ったことができないことでも、不動産の会社では自分1人で決断行動ができます。それを家族と共有することもできるのです。空き家ビジネスはファミリービジネスの入口だといっても過言ではありません。現在私の家族でもファミリービジネスの勉強をしています。またどこかで皆さんに共有できたらと思っています。
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