【Vol.2|第一印象で全てが決まる】空き家投資家のファッション講座|土居コウタロウ氏との対談
(以下、今回の動画の書きおこしです。※動画を見られない!って方はこちらをご覧ください。)
大熊氏:例えばスタイリングをお願いすることになってくると、ブランド物や凄く高い服という印象がどうしても…僕らの年代といったらいいのか、多いんですけど、お金をかけずにできるものなんですか?
土居氏:できますね。僕は関西で生まれ育ち活動も大阪中心なので、関西人の感覚でスタイリングをやっているんです。高い服はすごく高いじゃないですか。それを使ってお洒落をするというのはコストが凄くかかってまぁまぁ良い成果が得られるかなという感じなんですけど、ずっと服に触れているとこんな高い服なんて要らなくて、中価格…もしくは中低価格くらいの服の組み合わせの基本さえあれば十二分の成果が得られるんです。コスト対費用の話だと思うんです。なので(YouTubeでは)よくユニクロの情報をご紹介します。ユニクロは安いですし、もう1つ違うブランドでも中価格くらいのものを一番メインにお伝えするのでハイブランドとかは一切やらないですね。コスパが悪いと考えています。
大熊氏:確かに関西の方は費用対効果をものすごく意識するので、そういう環境的なことがあるかもしれないですね。関東の方と関西の方って何が違いはありますか?
土居氏:あるといえばあります。というかすごくありますね、確かに言われてみれば (笑)関西は物の文化、職人の文化ですので、物がないものに関してはシビアなんです。ですから実際アドバイスさせてもらうものに関しても、関東の方が高い方が集まられるものもあるし、関西は安い方が集まるというのが結構あります。スタイリング内容に関してもさっきお伝えしたように【安かろう良かろう】ものが二重丸という考えでやっているので、関西で凄く人気があるんですよね。「【高かろう良かろう】なんて当たり前でしょ。そんなの誰でもできるでしょ。僕でも私でも出来るわよ」と考えられる方が関西は多いように感じます。
大熊氏:逆に服装で残念な事例とかありますか?例えばお金をかけているとか、頑張っているのはわかるけど…みたいな。
土居氏:ありますよ。お洒落を追求して苦手だけどお洒落になろうというふうに力が入ると、服装にも凄く力が入っているのがわかるチョイスになる事が多いんです。例えばデザイン性が凄く多い、派手目な服をたくさん着ようとしたり、流行のものを次々と買ってそれを身に付けようと考えたり、何か突出したものが良いという風にシンプルに考える事が多いんです。だけどお洒落とか服装ってすごく難しくて。凄くお洒落なものを着ようと思うと、乗馬に例えると暴れる馬をいきなり乗りこなそうという要素とイコールになるんです。凄く力が強くて暴れる馬に、今まで乗った事ないのにいきなりいこうとするみたいな。おとなしくて乗馬クラブで初心者からいけるような、人のことをよくわかっている馬から練習した方が良いのに、過激な方に行こうとすることを分からずにやっちゃうということなんです。ですからお洒落をするということが突出したものと考えずに、基本的な普通のアイテムで…例えばサイズを合わせるとか色は紺色・白・水色とかよく見るような色にする。これをニュートラルカラーと呼ぶんですけど、目立つ色じゃなくて脇役になるものを自分の合うサイズで選ぶ事から始める。急がば回れ、基礎から積み上げようという事が出来ると凄く上手くいくんじゃないかなと思っています。
大熊氏:今それを言われてイメージできたのが、確かに暴れ馬だったら乗っている人はめちゃくちゃ力が入っていますもんね。という事は服を着ている人を見て力が入っているなというのがわかるという事ですね。逆に力が入っていない感じで、でも何かかっこいいなというのが良いんですね。
土居氏:他人に好印象を与える、信頼を持ってもらうには力が入っていない方が良いかなと思います。
大熊氏:なるほどね。確かにさりげない感じの方がなんか良いもんなぁ。あと残念と言えば、よく感じるのが不動産屋さんの服装なんですよ。凄く誠実で真面目な不動産屋さんもいるんですけど、いかんせんどうしても胡散臭く見られるような業界なんです。なのに、いかにもその業界なんですみたいなスーツを着ている人がいるんですよ。あれ何故なんですかね。
土居氏:なんかが太いストライプが入っているような、全身細いスーツとかですよね。なんででしょうね(笑)
大熊氏:なんでなんだろう。もうちょっと普通にした方が信頼を取れるような気がすると思うんですけどね。
土居氏:なんかギラギラした雰囲気になってしまいますよね。
大熊氏:まさしくそんな感じですよね。酷い人になったらホストっぽい感じがしますもんね。
土居氏:何故なんでしょうね(笑)
大熊氏:業界のカラーなんでしょうかね。
土居氏:多分ですが、センスが良いと考えてそれをチョイスされているような気がします。不動産もお家のことで家もデザインが存在して、「僕がご紹介するのは凄くセンスが良いんだよ。服もセンス良いでしょう?」みたいな風に考えているのかなと思います。
大熊氏:という事は、さっきの力が入っているという事になっちゃうわけですね。僕も不動産関係の人と会ったりする事が多くなって、凄く資産家の方とか地主さんの方とかそういう方は、意外とほとんどの方が地味なんですよね。あまり高い服を着ていない方が多いんですよ。逆に事業をしていて絶好調の会社とか、キャッシュが多く入る人は派手になっていくんですけど、資産家とお金持ちとはまたちょっと違うんですよね。
土居氏:わかります。「自分の力でお金を手にいれたぞ!拡大していこう」という方は1度着る物にも凝ってちょっと派手にして、お金持ちの象徴を1度やってみたいのかもしれません。資産家の方はそういう事は小さい時に終わらせて、学生の時に終わらせていてもうそこはやり終わったみたいな可能性もゼロではないかなと思います。
大熊氏:バイオリズムというか、そういう時代的なものがあるのかもしれないですね。
土居氏:やり切って欲求が終わったのかもしれないなと思いました。
大熊氏:ここでちょっと力が抜けるんですかね。
土居氏:あと「能ある鷹は爪を隠す」という理屈もあると思うんです。実際に資産があってもあまり目立つと目を引いて、あまり目を引いて良い事は無いと考える方が多いとは聞いた事があります。
大熊氏:それは僕も聞いたことがあります。やっぱり本当の資産家の方って結構防御していますね。常に騙されないように、騙されないように…みたいなそんな感じがあるような気がします。
土居氏:それと費用対効果の発想も強いと思いますね。服にお金を使うというのは、人に会う必要がなくても信用が簡単に得られる。実績でやっていける方にとっては服装等で信頼を得て新しいものを買い続ける必要がないので、それで得られる成果が必要じゃないので服代は浪費になりますよね。ですがやり始めて信頼がまだ蓄積されていない、初めましての方ばかりの時ははパッと見て信頼が得やすい服装になっているとそれは仕事にプラスに働きますから、仕事の制服として投資することになりますので浪費ではないという事になります。
大熊氏:金持ち父さんの話になってきましたね。
(次回へ続くテロップ)
皆さんいかがでしたでしょうか。この続きは次の動画でもご紹介いたします。お楽しみにお待ちください。チャンネル登録していただければ公開のタイミングでご案内が届きますので便利です。それではまた!
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