【Vol.4】空き家・古家再生あるある!ボロボロの家から再生した物件を…【神戸エリアを担当している古家古家再生士Ⓡ濵村氏と対談】
(以下、今回の動画の書きおこしです。※動画を見られない!って方はこちらをご覧ください。)
大熊氏:それでは古家再生あるある事例をお話願いたいと思います。
濱村氏:古家再生あるある…これはもう再生士だったり、常連のプランナーさんとかみんなよくある事だとは、それを目の当たりにしている事だとは思うんですが、まずボロボロの状態を一番最初に皆さんが見た時は、我々再生士が「これどうですか?」というと反応が無くて。一人だけ「買います!」とお一人の方が買われて再生工事が始まっていきます。それでツアーの時に「今日は工事中行きましょうか」とか「今日は完成物件行きましょうか」という事で実際に完成した物件に皆さんをお連れすると「うわぁ!このお家良いなぁ。この家欲しいなぁ」と口を揃えてよく言われるんです。それで本当に笑い話で、「良いなぁ」と言ってらっしゃる方の中にちょうどご紹介した時のイベントに参加されている方がいて「これあの時やったやつじゃないですかー。あの時手を挙げはりませんでしたよね?」って(笑)
「いやぁ、あの時は挙げなかったんですけど、これだけ綺麗になったらやっぱり欲しいなぁ」というのが、完成物件を皆さんに見ていただいた時によくあります。綺麗に仕上がった所を見るとキュンとして「この物件、私欲しいなぁ」と思われる方が多いのかな。私たちも当然凄く嬉しいですけどね。
それを繰り返していただいている中で段々購入の自信がわいてくるのかなと思うので。
大熊氏:やっぱりそういう経験も必要だと思いますわ。「あの時手を挙げられなかったけど…」という経験があって次来た時にはタイミングを逃さず…やっぱりこれはタイミングですからね。それはありますわ。「あの時買い付け入れておけば良かった」とかね。あるんですけどこれはもう人間だから仕方ないので、経験を積んでもらうとしか言いようがないですね(笑)
濱村氏:あとはもう一つ、再生に関する物件の中のあるあるなんですけど、古いお家にご案内しました。大体生活感のあるまま、ボロボロのままなのでキッチンとかは油がこびりついていたり、生活の汚れがふんだんに流し台、ガス台が汚れ切っている事が多々ある訳です。普通の感覚でいうと「濱村さん、このキッチン交換ですよね?」ってほとんどの皆さん…特にプランナー歴が浅い方であれば「当然これって使えないよね」という印象を持つ方が多いんですけど、「いやいや、これめっちゃ綺麗ですよ」みたいな。皆さんと見ている所がちょっと違うというか、皆さんは表面の汚れを見ているんですが、私は土台を見ているという感じですね。その土台を見てこれはイケるなと思ったら当然そのままGOして、また完成物件の時に皆さんに見ていただくと「あの時交換しようと言っていたキッチンですよ。こんなピカピカになりますよ!」という事で、表装の油であったり汚れであったり、あとは錆ですね。錆なんて普通皆さんが見たら「こんなの使えないでしょ?」というんですが、これを研磨してピカピカに磨き上げて、どうしても落ちない部分もありますけどもほぼほぼね…まぁ新品とまではいきませんけど結構新しい雰囲気まで戻すという所が古家再生あるあるというか、皆さんが「駄目だ。こんなくたびれたキッチン」と思っているものまで再生できちゃうよというのがよくある話かなと思っています。
大熊氏:あるあるではあるし、再生士さんの腕だね!
濱村氏:そうですね。そこは嬉しいですね!これが例えば私が古家再生士じゃなくてただの工事屋さんで、例えば仮に利益を追求しまくるただの工務店だとしたときは「施主さんが換えようと言っているんだから換えたらいいやん」って話ですね。キッチンに関しては。ただ我々古家再生士というのは単純に工事屋さんではなくて、プランナーさんがいかに大切な資産を使って賃貸まで出してという時の利回りまで考えると工事費を抑える事、物件購入の時も購入費を抑える事というのを精力的に一緒に知恵を絞って、お金をあえて使わずに済む所であれば「これって再利用できるんだよ」と助言をしてあげるのも再生士としてとても大切なポイントかなと思っているので「このキッチン、もうくたびれてダメですよね?」というのにもかかわらず、我々は磨いて再利用しましょうという事でオーナーさんのコストダウン、プランナーさんのコストダウンという所を図っているのは再生士の特徴なのかなと思います。
大熊氏:そうなんですよね。普通の工務店であれば、なんだったら「高いキッチン入れた方が儲かるわ」みたいに思う(笑)
濱村氏:ですよね!「システムキッチン入れちゃいましょう!」っていう(笑)入れなくても良い所だと仮にしても、そういうケースはあると思います。
大熊氏:だから我々は、工事できたもの、リフォームの物自体を提供するのではなくて、あくまでも大家業の成功を提供するという、全然視点が違いますからね。
濱村氏:ちょうどキッチンの事例が手元にあるので写真をお見せしても良いですか?見えなかったら申し訳ないけど…(写真見せる)
大熊氏:これがビフォーやね?
濱村氏:はい。これがまさに皆で物件を見に行った時のくたびれたキッチンです。それでこちらが完成したものです。これ同じやつですよ?新品じゃないですよ。
大熊氏:ほんまや。キレイキレイ。
濱村氏:磨いてこれです。
大熊氏:ちょっと上の方が見えないのが残念だけど、ピカピカになっているんだろうね。
濱村氏:あ、そうですね。天板の所はね。
大熊氏:なるほど…あ、これは?
濱村氏:これはプランナーさんから貰ったんです。これめちゃめちゃ凄いなと。
大熊氏:え、それプランナーさんが作ったんですか?!冊子ごと?
濱村氏:そうです。
大熊氏:えー!本になってるやん。
濱村氏:私がご提案したデザインの資料とか全部入れて本を作っています。リフォーム工程、イメージ…これは本当にすごいですね。これ、ウチの手書きのデザイン書とかを本にしてはるんですよ。最初残置物満載でした…
大熊氏:これ…濱村さん買わなあかんよ!
濱村氏:いや、これ本当にね!オプションとしてこういうのを今後その方が作れるのであればお願いしても良いのかなって。こんなの自分の物件で記念に作りたいオーナーさんもいらっしゃるかなと思って。
大熊氏:なんか嬉しいと思う。
濱村氏:私もこれ見させてもらってビックリしました。凄いですね!ビフォーアフター。
大熊氏:それだけ愛情を持っているんだろうね。
濱村氏:嬉しい事例だったので今日手元に用意していました。
大熊氏:ありがとうございます。ちなみに後ろのはなんですか?
濱村氏:これは壁紙なんですよ。アクセントクロスが入っていまして。ここはキッチンで、私がいる所はRe Factory神戸事務所なんですが、元々古家再生物件で、ここも古い家を再生した物件です。なのでアクセントにクロスを入れて、まるで本当の石みたいですよね。元々古家でした。
大熊氏:色んな手法を使って、あの手この手で物件の価値を上げるという事なんでしょうね。
じゃああともう少しなんですけど、古家再生士としての責任という意味で、どういう風に感じられていますか?
濱村氏:先ほども工務店の話が出たように、古家再生士として社会問題でもある空き家を減らすという事を日々考えて励んでいる状況でございます。この空き家を減らすという事。我々が物件を見ていると近所の方もお話好きなおばちゃんとかだったら「空き家って物騒なのよね」「お兄ちゃん買ってくれるの?助かるわ~」ってよく言って貰えるんですよ。空き家のまま放置されているとだいぶ家も朽ち果てていきますし、周りの人からすると人が入ってくれるのは嬉しいという事を感じていただけているので、社会問題の解決という点もひとつ再生士の責任であると考えております。空き家を再生・利活用する事で地域の安心や安全に貢献して、その物件の所有者さんだけじゃなくて関係する地域の方々、工事する人々、不動産業者の方々皆さんがハッピーになるようなそういうことを自分たちが中心になって輪をぐるぐる回していく。その中に立つ。それが再生士の責任かなと私は思っています。このYouTubeの動画で毎回大熊理事長が最初に言われる「あなたの投資で社会が良くなる」というのがまさに古家再生士を実践している「あなたの投資で社会が良くなる」という事をやっている。それは責任かなと思っています。
大熊氏:ありがとうございます。先ほども話があったように、遠い地域から来られる方もいるということで、よくある質問なんですけど「遠方の物件を購入する場合に管理はどうしたらいいの?」という話はよくあるんですけど、神戸はその場合どうですか?
濱村氏:神戸は元々全古協の物件が多かった大阪で実績のある管理会社さんが、僕もよくお付き合いさせていただいている管理会社さんがあると思うんですけど、そちらの古家再生のノウハウを非常にお持ちの管理会社さんから「神戸に走れないからごめんね」ということでお付き合いのある管理会社さんをご紹介いただいています。たくさん大阪の方でノウハウをもたれた管理会社さんからご紹介いただいた業者さんに管理をお願いしていますので、ノウハウという所も大阪で培ったノウハウを神戸に分けていただいています。信頼できる会社さんに基本的に管理をお願いをしておりますから、遠方でなかなか現地の物件に行けないんだよという方も安心してその業者さんにお願いすることができるんじゃないかなと思っておりますし、そういう環境を整えております。
大熊氏:じゃあ安心してね。あんまり管理ってそんな大層な事は無いんですけど、それでも空き家は特徴…クレームとかそういうことで対処しないといけない部分とか、空き家にはマンションと違ってそういう特徴があるので、安心した管理会社をご紹介できるということで遠方の方も安心かなと思います。それでは最後になりますけど、古家再生をこれから始める方に一言お願いします。
濱村氏:古家再生をこれから始められる方に向けてなんですけど、まず古家再生に限らず不動産投資というものに興味をお持ちの方は多くおられると思います。不動産投資を始めるにあたって入り口が大きく二つあると私は考えています。その入り口は自分自身が色々な場所から情報を取ったり勉強したりという独学。もしくは人から習うという、この大きな入り口が二つあると思っています。独学で行くか習うかは、私は必ずどちらにしなさいというわけではなく、その個人が独学をするんだ、人から習うんだと、そこに納得感があるならどちらを選ばれても正解だと思っています。どちらでも良いと思うんですが、ただ前提条件として早く成功したい。スピード感を持って成功したいということを考えられる方であれば、そこは人から習う事を選ばれた方がその方のためになるかなと思っています。
それでそこから人から習うことを仮に決めた時に、誰に習うかが私は大事だと思っていて、いろんな選択肢があると思うんですけど、その中で我々が所属させていただいている全古協が古家再生投資について体系的に学ぶことができるカリキュラムがあるので、そのカリキュラムを習うことでプランナーとなり、そこから我々再生士の皆さんとタッグを組んで古家再生投資をやっていきます。古家再生投資をやられる方はをしっかりと勉強した上で不動産投資に臨まれるということなので、全古協は不動産投資をやってみようと興味を持たれた方にとって非常にバランスの良い入り口なのかなと私は思っています。とは言え必ず全古協でスタートしなければならないということではなく、ただひとつの入口として非常にバランスの良い入口だと思っているという事と、不動産投資で失敗したくないという思いがあるのであれば、ちゃんと習って知識や経験を深められた方が良いです。ただ失敗して痛みを覚えてそれも1つの経験なのでそれで良いと思う人は独学で切り開いていくのが正解だと思っています。ご自身のスタイルに合った道。それが人に習うことであったら、選択肢として全古協はありかなと私は思っています。
大熊氏:もう一つお聞きしたいんですけど、担当する空き家古家物件見学ツアーに参加される古家再生投資プランナーへ一言お願いします。
濱村氏:神戸ツアーでは基本的に戸建てを中心にご紹介しております。連棟のテラス物件はもちろんあるんですけど、序盤でもお話があったように神戸では結構リーズナブルな価格で戸建てが手に入ったりしますので、極力皆さんには戸建ての物件をご紹介できるように準備しております。多くの下見を重ねて皆さんのご来場をお待ちしておりますので、ぜひ楽しんでいただけるイベントにしていきますので参加いただけたらと思います。そして港神戸ということで神戸の街も魅力的だと思いますので古家物件見学ツアーのみならず、旅行がてらにツアーに参加するなんてことも楽しいかなと思いますので関西の方にはもちろん来ていただきながら全国各地から来ていただければと思いますので神戸でお待ちしております。よろしくお願いします。
大熊氏:ありがとうございます。では皆さん、このインパクトのある濱村再生士を見に…(笑)それも楽しいのでぜひ参加していただけたらなと思います。それでは濱村古家再生士、本日はどうもありがとうございました。
濱村氏:理事長ありがとうございました。ご覧いただいた皆様ありがとうございました。神戸でお待ちしております。
大熊氏:それでは失礼いたします。
この記事が気に入ったら「いいね!」しよう
(社)全国古家再生推進協議会の最新情報をお届けします!